石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『PERIDOT(全6巻)』(こばやしひよこ、講談社)感想

「私には他人事なんで……」が口癖の最強女子高生「駿河マヒル」を主人公とするお色気バトルアクション。4巻から5巻にまたがって♀♀エピソードが出てくるのですが、レズビアンキャラが古典的な「ノンケを狙う淫乱レイピスト」であるところにうんざり。

『箱館妖人無頼帖ヒメガミ(1〜4)』(環望、講談社)感想

一種のパラレルワールド設定の和風伝奇百合アクション。主人公のボーイッシュ少女彪(ひょう)と変身ヒロイン「ヒメガミ」ことヒメカの心のつながりがすごくいいし、伝奇テイスト・エロティシズム・アクションの3要素の融和もすばらしかったです。

『正義研究会セレナード(3)』(よこやまなおき、キルタイムコミュニケーション)感想

変身ヒロイン百合コメディ、最終巻。「え……これで終わり……?」としか思えない消化不良な幕引きに唖然。セレナの女好きっぷりや蒼也のヘタレっぷりこそ相変わらずの楽しさなのですが、漫画としては見事に失速&キリモミ墜落して終わってしまったかと。

映画『アントニアの食卓』感想

アントニアの食卓【字幕版】 [VHS]出版社/メーカー: アスミック発売日: 1999/01/29メディア: VHS クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 豊潤な「生命」の連続(の中に、当たり前のようにレズビアンカップルが登場) 面白かったー! この作品は、…

『戦場のライラプス』(瑞智士記、徳間書店)感想

戦場のライラプス (トクマ・ノベルズEdge)作者: 瑞智士記,高橋武久出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2009/01メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る女兵士「ライラプス」と少女「ハヤ」との物語(非百合? 微百合?)2030年の内戦…

『ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻』(南房秀久、角川書店)感想

ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻 (角川スニーカー文庫)作者: 南房秀久,島田フミカネ,上田梯子,Projekt K出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2008/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (36件) を見…

『純水アドレッセンス』(かずまこを、一迅社)感想

養護教諭の「松本」(♀)と女子高生「ななお」(♀)の切ないラブストーリー。いやー、いいわこれ。年齢差によるもどかしさと、同性同士であることによるもどかしさとを巧みにブレンドした、上質な百合漫画だと思います。そこはかとない色気もナイス。

『ストロベリーシェイクSWEET(2)』(林家志弦、一迅社)感想

ヘタレなアイドル「樹里亜」と後輩「蘭」の百合恋愛を描くコメディ、最終巻。焦点を当てる女女カップルの数を絞ったのが功を奏して、愛とギャグとがテンポよく炸裂しまくっています。百合とレズビアニズムとを変に分断しないところもよかった。

『BLACK SHEEP 黒き羊は聖夜に迷う』(富永浩史、ホビージャパン)感想

BLACK SHEEP 黒き羊は聖夜に迷う (HJ文庫)作者: 富永浩史,さんば挿出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2008/11/29メディア: 文庫 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見るレズビアンのシスターがトンファーで悪魔を祓う百合アクションはみだ…

『せんせいのお時間(1〜8)』(ももせたまみ、竹書房)感想

1巻から8巻まで一気に読破。オーソドキシーな起承転結スタイルの4コマでありながら、ゲイ、レズビアン、異性愛者のクロスドレッサーなど、多様なセクシュアリティと属性のキャラクタが当たり前のように出てくるところがすんごくユニーク。

『青年のための読書クラブ(1)』(タカハシマコ[画]/桜庭一樹[原作]、ソフトバンククリエイティブ)感想

桜庭一樹氏の小説『青年のための読書クラブ』のコミカライゼーション。原作のままのところも、新たに付け加えられた部分も、漫画ならではの臨場感や説得力があってよかったです。タカハシマコさんらしい美しさと毒も健在で、たのしく読みました。

『BE-TWINS』(越智月子、小学館)感想

BE-TWINS作者: 越智月子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/11/27メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る帯に騙されたorz昭和のカトリック系女子校が舞台のジュブナイル小説なのですが、少女×少女×少女の、世界にひとつの三角関…

映画『8人の女たち』感想

8人の女たち デラックス版 [DVD]フランソワ・オゾン ジェネオン エンタテインメント 2003-07-21売り上げランキング : 24557Amazonで詳しく見る by G-Tools カラフルな「歌う推理劇」(レズビアン要素多め) 舞台劇をもとにした、カラフルな「歌う推理劇」。…

『ぱわふる4拍子』(白河まいな、双葉社)感想

タイトルに反し、パワフルというよりマイルドなギャグがゆるゆると展開される学園4コマ漫画。萌え要素がほとんどステレオタイプの域を脱していないところが残念。百合ネタもかなり薄味だし、キャラクタもギャグものにしてはおとなしい印象を受けます。

『黒鉄ぷかぷか隊(1)』(栗橋伸祐、イカロス出版)感想

乗組員がほとんど女のコな通商破壊艦を舞台とする、ドタバタ海戦百合コメディ。面白かったです! クッキーこと九鬼副長(♀)に恋する間宮内務長(♀)のいたいけさは特筆ものだし、それでいて百合ないちゃいちゃだけの漫画ではないところもよかった。