石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

スイスのサッカー審判員がゲイとしてカミングアウト

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スイスのスーパーリーグで73試合、チャレンジリーグで80試合を担当してきたベテランのサッカー審判員パスカル・エラフナー(Pascal Erlachner)氏が、同性愛者であることを公表しました。同国のプロサッカー界でゲイとしてカミングアウトしたのは氏が初だとのこと。

詳細は以下。

Top Swiss football referee comes out as gay

エラフナー氏によれば、彼が今カミングアウトできると思ったのは、現在幸せなリレーションシップの中で快適な状態にあるからだとのこと。「ええ、わたしはゲイですが、それが何か?("Ja, ich bin schwul – na und?")」と堂々と言える、と彼は話しています。彼はまた、自分のカミングアウトで勇気づけられる選手や審判がひとりでもいれば、カミングアウトした甲斐があると言っているとのこと。

男子サッカー界は女子に比べるとゲイ/バイセクシュアル選手の可視化が遅くて、プロ選手でカミングアウトした人は先日結婚したロビー・ロジャースが最初だと言われています。では審判はどうかというと、2009年にカミングアウトしたトルコのHalil İbrahim Dinçdağ氏はゲイだからという理由でライセンスを取り消されてしまっています。彼はその後訴訟を起こし、2015年にようやくイスタンブールの裁判所がトルコサッカー連盟に対し、2万3千トルコリラ(約68万円)の損害賠償をDinçdağ氏に支払うよう命じたところ。ドイツ、スウェーデン、ニュージーランド、ノルウェー、オーストラリア、カナダ、米国、英国など世界各国にオープンリー・レズビアンまたはバイセクシュアルの選手がいて監督にもレズビアンがいる女子サッカー界と比べると、まだまだ閉鎖的なんです。エラフナー氏のカミングアウトが、この状況に風穴を開ける助けになるといいと思います。