石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

PCゲーム『肉体転移』(シルキーズ)レビュー

肉体転移肉体転移

シルキーズ 2003-02-28
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レヅは全員買え!!

買え。

レヅは全員買え。

と、のっけから断言してレビューを始めてしまいます。

この『肉体転移』ってゲーム。ストーリーはよくある学園人格交代ものだし、キャラクター設定は陳腐だし、肝心の謎解きは中途半端なんだけど。

レブラブレヅカップルが2組もいるんだよおー! しかも、えっちシーンもエンディングもエロくて切なくて可愛いくて素晴らしい出来。それだけでもうお姉さんは、お姉さんは(号泣)。

あらすじと注意点

このゲームのあらすじは、「謎の古代の祭器の力によってキャラクターの人格が交代し、欲望(ぶっちゃけた話が性欲ね)が加速化する。愛欲にまみれた二日間の後、主人公が気づいたものは……」というもの。なにぶんエロゲなので、かなーりご都合主義なのはご愛嬌。

使用可能なキャラは男女合わせて5人。初回プレイでは特定の男性キャラだけが使用可で、フラグが立つと他キャラを選ぶことができます。

特徴的なのは、タイトルが示している通りキャラたちの肉体がばんばん入れ替わるため、「意識は男なのに体は女(またはその逆)」というシチュエーションがひんぱんに起こること。男性の体に女性の意識が入ると、男性ボイスによるオキャマ喋りinエロゲという強烈なシチュエーションとなるので、苦手な方はあらかじめ男性ボイスだけ切っておくのが吉かと。

基本的にノンケ向けのゲームであり、当然のようにノンケえっちもたくさん出てきます。中には陵辱系のシナリオもあるし、「汁好きにはたまらない」という評価があるほどねちっこい精液描写もあるので、そういうのが生理的に駄目な人は要注意です。特に、とあるキャラが口内発射された後で口を開いてダラダラと精液を垂らしてみせるシーン(シルキーズの公式サイトにCGあり)なんてのは有名なので、精神を破壊されないよう気をつけましょう。

レヅえっちシーンが秀逸

で、女性同士のセックスシーンは果たしてどうかというと、女同士の強制自慰シーンが1回、 ラブラブのセックスが2回あるのですが、これが実によくできてます。

特にラブラブ女女カップル(2組)のセックスシーンは愛とエロに溢れていてステキ。手をつないでキスしてる描写 とか 胸を触りあってる とことか、すごく丁寧でドキドキ感あふれる書き方です。それ以上のことももちろんするんだけど、タチネコが固定してないのもポイント高し。

というかこのゲーム内のレズビアンは全員リバの、「 大好きな人に、気持ちよくなってほしい
」っていう健気な子たちで、なんか心が洗われます。それでいてエロ度が少ないかというとそんなことはなく、道具が出てこない/男が出てこない/ラブラブ和姦という三大条件を満たしつつこれだけ濃厚なレヅえっちシーンって、他にはちょっとないんじゃないかと思いました。

ちなみにHシーンのグラフィックはそれぞれのカップルにつき3枚ずつ。 淑美と雪乃の横スクロール一枚絵は必見! 綺麗です。

ハッピーエンディングは、やっぱりいい

しかしこのゲームがレズゲーとして優れているのはえっちシーンだけでなく、女性同士のカップルをハッピーエンディングまで持って行くストーリーの流れ。「女同士なのに」とかなんとかいう葛藤もあるにはあるのですが、そこをきっぱりと振り切って幸せになっていくところの描写がすばらしかったです。

まとめ

少しでも男性キャラが出てきたり、男女セックスシーンがあると嫌だ! というレズゲーマーにはお勧めできません。汁も多いし、陵辱ルートなんかもあるしね。でも、多少そういうのがあっても構わないという人は、やらなきゃ損です。あの横スクロール1枚絵(見ればわかる)を見るためだけにプレイしても惜しくはない、と言えます。