石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

JLo、GLAADメディア賞受賞スピーチでレズビアンの伯母に賛辞

Love?

2014年4月11日、ジェニファー・ロペスがGLAADメディア賞ヴァンガード賞を贈られ、受賞スピーチでメディアが持つ力や、自分が手がけたレズビアンドラマ『The Fosters』(邦題『フォスター家の事情』)のこと、そして彼女自身の同性愛者の伯母について語りました。

詳細は以下。

Jennifer Lopez pays tribute to lesbian aunt at GLAAD Awards in LA: "I always wanted to be like her" | Gay Star News

スピーチはこちら。


Rita Moreno presents Vanguard Award to Jennifer Lopez at there #glaadawards - YouTube

ヴァンガード賞というのは、エンタテインメント業界でLGBTコミュニティの権利向上に著しく貢献した人に贈られる賞。JLoはスピーチでまずプレゼンターのリタ・モレノについて触れ、子供の頃TVや映画で活躍するリタの姿に同じラティーナとしてどんなに励まされたか述べていきます。この経験から、JLoは今、自分の仕事でひとりの子供が励まされたとか、愛されているとか、何でもできると感じられるようになるのなら何でもしようと思っているのだそうです。

彼女のもとにドラマ『The Fosters』のプロデュースの話が来た時も、内容からして論争を呼びそうな番組だとわかっていたけれども、「自分の心と直感と頭に聞いてみて『イエス』と言った」とのこと。そこから話題は、JLoの今は亡き伯母さん、「とてもクール」だったマーサ伯母さんへとフォーカスしていきます。

マンハッタンに住んでいたマーサ伯母さんは女優になりたいと思っていて、JLoはいつも「伯母さんみたいになりたい」と思っていたのだそうです。このマーサ伯母さんは実はレズビアンで、JLoは成長して初めてそのことを知り、「彼女が戦ってきた困難と、彼女のコミュニティの奮闘を理解し、賞賛するようになった」とのこと。JLoの家族は性的指向とは無関係にただマーサ伯母さんのことを愛していて、JLoはそこから愛や受容について学んだのだそうです。

今夜、伯母はきっとわたしやここにいるみんなのことを誇りに思ってくれるでしょう。

'Tonight, I know she's proud of me and everybody here.'

スピーチの最後は、こう。

世界は変わりつつあります。それは、愛は憎悪よりも強いから。……愛は愛です。これが、わたしがうちの子供たちに毎日教えていることです。

'The world is changing and that's because love is stronger than hate ... Love is love. That's what I tell my children every day.'

ちなみにこの日、ドラマ『The Fosters』もGLAADメディア賞最優秀ドラマシリーズ作品賞に輝いています。JLoは以前この作品はレズビアンの伯母へのオマージュだと涙ぐみながら話していましたから、マーサ伯母さんは姪っ子と姪っ子の作品のダブル受賞でなおさら鼻が高いんじゃないでしょうか。

JLoがリタ・モレノやマーサ伯母さんからインスパイアされて『The Fosters』を作ったように、今度は『The Fosters』にインスパイアされた子供たちが成長してまた次世代を励ますようになって、ポジティブな連鎖が続いて行くといいなあ。世界はそうやってちょっとずつ変わっていくものだと思いますから。