石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『The Fosters』2×03 "Play"感想

Porch Swing
Porch Swing / swaim sketching

ハネムーンならぬベイビームーンで、ようやくお母さん同士のいちゃいちゃシーンが復活。一方家に残された子どもたちは、キャリーとジュード以外は全員おバカといういつも通りの様相。養子縁組問題やマイクへの疑惑はほぼお預けの、比較的コミカルな回でした。

予告編はこちら。


The Fosters - 2x03 (June 30 at 9/8c) | Official Preview - YouTube

まずお母さんたちについては「ようやくレズビアン・テーマが戻ってきた!」という感じ。単にラブシーンがあるだけじゃなくて、レズビアンカップルだとわかったとたんにマッサージ師さんが黙り込んでしまう場面や、リーナがステフに「お金や子どものこと以外で話しかけてほしかった」と語る場面など、現実味のある描写が多いところがよかったです。また、ステフがレズビアンポルノについて言い放つ名台詞は、ギャグとしても有効なばかりか、「このドラマはそういうポルノとは違います」っていう宣言でもあると思いました。

リアル妊娠中のシェリー・ソーム(リーナ役)のお腹を映さないため、ありとあらゆる努力がおこなわれているところもおもしろかった。バストアップで隠し、お風呂の泡で隠し、しまいにテリー・ポロ(ステフ役)の半裸の体で隠すという涙ぐましい工夫に、拍手を贈らずにはいられません。ていうか毎回テリー・ポロが脱いでくれるなら、ずっと妊娠中でも一向にかまいません。

子どもたちの方は、まずジュードとコナーとの会話に以前リーナから教わったことが反映されているところが心憎かったです。ジュードのJudicornっぷりは、彼のもともとの賢さにアダムス・フォスター家の薫陶が加わって醸成されたものなのかも。ジュードの姉・キャリーも、両親不在の間ひとりで家を守ろうとするけなげさがとてもよかった。

一方、他の子たちはというと、ブランドンは「尊大な馬鹿」そのものだし、ヘズースは考えなしのヤリチンくんだし、マリアナも軽率すぎる(それを言うならあのブランドンを責任者に任命して一晩家を空けちゃったお母さんズこそがクイーン・オブ・軽率なんですが)しで、相変わらずの"teenage mahem"路線ですな。でもまあ、壊れたのがガラスぐらいで済んで、誰の心も傷つかずに終わってくれてよかった。オチもユーモラスでしたしね。たまにはこういうインターミッション的な回がないと見ていて息が詰まるので、ちょっとほっとしました。「たぶんこれ、嵐の前の静けさなんだろうなー」と、かえってドキドキしたりもしてますけど。