石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

シーク教徒の両親、同性愛者の子どもを受け入れようと呼びかけ(動画)

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khanda - multicolor 1 / Hari Singh

アジア系のLGBT当事者とその家族を支援するネットワーク、「アジアン・プライド・プロジェクト」(Asian Pride Project)のビデオキャンペーンが話題になっています。シーク教徒の両親が「ゲイの息子を受け入れよう」と呼びかける動画があるからです。

詳細は以下。

Video: Sikh parents urge people to accept their gay children · PinkNews.co.uk

PSA Hindi from Asian Pride Project on Vimeo.

上記の動画の中で、Kamlesh BaggaさんとHarcharan Baggaさんはこんな風に語っています。

「このコミュニティの中では、わたしたちの子供達はあまりにもしばしば忌避され、のけものにされ、差別されてきました。
今こそあなたの子を、わたしの子を、わたしたちの子供達を本当にサポートするために立ち上がる時です」

“Too often, our children are shunned, ostracised and discriminated against in our community.
“It is time to take a stand to really support your children, my children, our children.

「わたしは息子を誇りに思っています。いつだってずっと誇りに思ってきました。
つまるところ家族はずっと家族であり、愛情は変わりません」

“I am proud of my son. I have always been proud of my son.
“After all, family is still family, and love is still love.

ものすごく大事なメッセージだと思うんです。南アジア(シーク教はインド発の宗教です)のみならず、アジア圏ってどこでも「LGBT云々など西洋のもの、自分たちには無関係」という偏見がありますからね。さらに、アジアならではの家族観や宗教観によるプレッシャーもあって、性的少数者の子どもたちにとっては本当に大変ですから。

ちなみにシーク教徒の同性愛者の方によるGay Sikhというブログによると、「南アジア系の家族たちは、ゲイであることはいつもダンスばかりしていて、淫乱で、家族を持たないライフスタイルを送ることだと思っている」とのことです。に、日本もあまり変わらなくない? せいぜい「ダンスばかり」の部分が「オネエ言葉でしゃべってばかり」に切り替わるぐらいで。

また、上記のGay Sikhで紹介されていたLGBT Sikhsという、LGBTシーク教徒のためのWebサイトも大変興味深かったです。特に体験談の数々。「ゲイ・ムーブメントなど西洋の真似事! 日本には日本のやり方が!」などと額に青筋立ててらっしゃる方は、こうしたサイトで「じゃ、日本以外の非西洋の文化圏はどうなのか」を勉強されるといいんじゃないでしょうか。

「アジアン・プライド・プロジェクト」では、上記の他コリアン系、中国系、日系の親たちからのメッセージ(字幕つき)もリリースされています。合わせてぜひどうぞ。