石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

米連邦最高裁、全州で同性婚を認める

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米国の連邦最高裁が2015年6月26日、同性婚の権利は合衆国憲法で保障されるとする判断を下しました。これにより、同性婚を禁じる一部の州法は違憲となり、事実上すべての州で同性同士の結婚が認められることになります。

詳細は以下。

判決全文はこちらのPDFで読むことができます。

今回の最高裁判決についてのオバマ大統領のツイートが、ものすごい勢いでリツイートされてます。訳:「今日は我々の平等へのマーチの大きな一歩だ。ゲイやレズビアンのカップルには、今や他のみんなと同じように結婚する権利があるのだ」。

ワシントンポストには、判決後のオバマ大統領のスピーチ全文が掲載されています。「全ての人は平等に造られている」という建国理念を強調し、この判決はアメリカの勝利であるとする内容です。

特に印象的だったところはこのあたり。

これは、とても長いあいだ基本的人権を切望してきたゲイやレズビアンのカップルたちの勝利である。これは、彼らの子どもたちの勝利である。この子たちの家族は、今や他のどの家族とも同等であると認められることとなった。これは、変化をもたらすために何年も、何十年も活動し、祈りを捧げてきた、アライや友達や支援者たちの勝利である。

It’s a victory for gay and lesbian couples who have so long for their basic civil rights. It’s a victory for their children, whose families will now be recognized as equal to any other. It’s a victory for the allies and friends and supporters who spent years, even decades working and praying for change to come.

われわれはすべての子どもに生存権、自由権、幸福追求権があると信ずる人々である。アメリカがすべてのアメリカ人に約束したことを最大限になしとげるまでには、まだまだやるべき仕事が残っている。しかし今日、私たちの国は、これまでより少し完璧に近づいたと言っていいだろう。

We are people who believe every child is entitled to life and liberty and the pursuit of happiness. There is so much more work to be done to extend the full promise of America to every American. But today, we can say in no uncertain terms that we’ve made our union a little more perfect.

同性婚というとすぐゲイセックスのことばかり妄想して「同性同士では子どもが産まれないー!」と騒ぐみなさんのため、一応念を押しておきますが、ウィリアムズ・インスティテュートの調査によれば、米国では同性カップル世帯の約19%(125000世帯以上)に18才未満の子どもがいるんですよ。これは、こうした現実を踏まえた上でのスピーチなわけ。

さて、大統領以外のリアクションを拾ってみましょうか。

6月27日のニューヨーク・タイムズの一面。太字の見出しは「平等な尊厳」。

エレン・デジェネレス。「愛が勝った」。

J.K. ローリング。「わお。またもや、婚姻の平等にとって歴史的な日が!」。

ジョージ・タケイ。「Twitterを今朝チェックしたときの自分」。

アリアナ・グランデ。「イエーーーーーース、アメリカ(ハートの絵文字)愛が勝った。愛は勝つ。いつだって愛が勝つのよ(ケーキの絵文字)(わたし今泣いてる)」。

イアン・マッケラン。「おめでとう。特に、平等を求めて主張してきたみなさん、おめでとう。週末にNYプライドを祝えるのがうれしいよ」。

リア・ミシェル。「今日はすばらしい日だわ……」。

サム・スミス。

ヒラリー・クリントン。「誇りに思います」。

なお、米国における婚姻の平等の歩みについては、以下のGIFがわかりやすいです。2004年のマサチューセッツから11年でここまで来たのよ!