石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

Twitterユーザがゲイ教師への偏見開陳→現役教師から的確なリプライ

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Twitterでゲイの教師への偏見を吐露したあるユーザに対し、教師を名乗る別ユーザがすばらしく的確なリプライをつけました。

詳細は以下。

Antigay Internet Troll Gets Schooled By Teacher In The Perfect Way / Queerty

ことの起こりは、「@Naj_Mullah」というアカウントによるこのようなツイート(現在は削除)でした。

異性愛者男性として、おまい(原文ママ)らは自分の子どもがホモセクシュアルの教師に教わることをどう思う? 1日に8時間も廻り(原文ママ)にいるんだぞ!

As a straight man, how do u [sic] feel about your child having a homosexual teacher!? Who their [sic] around for 8 hours of the day!

訳出するのが難しいんですけど、この人、"there"(そこに)という単語のつもりで"their"(彼らの)と書くという、あまりきちんと教育を受けているとはいいがたい人によく見られる綴り間違いをしています。

さて、これに対しテキサス州の教師を名乗る「@haitreason」というアカウントがつけたリプライがこちら。

訳:「もしゲイの教師がうちの子に"they’re"(彼らは)と"their"(彼らの)と"there"(そこに)の違いを教えてくれるなら、問題ないと思うよ」。

女優のルビー・ローズ(Ruby Rose)がこのやりとりのスクリーンショットをInstagramに載せていて、2016年1月5日現在、170万以上の「いいね!」がつけられています。

また「@haitreason」氏のもとにも共感のメッセージがたくさん寄せられたようで、本人がこのようにツイートしています。

訳:「メンション欄がすばらしいことになっている。2015年にホモフォビアに立ち向かった人たちみんなにありがとうを言います」。

なお、元ツイートの主はこの後、「ホモフォビックな発言を批判された人の悪あがき見本市」みたいなツイートを連発しているようです。要約して並べてみます。

このあまりのわかってなさ/通じてなさ具合を見ると「いずこも同じか」とげんなりしてしまいますが、それでもかつてJ.K.ローリングが言っていた通り、「怯えたゲイの子どもが、ホモフォビアが異議申し立てされるのを見るということが大事」ですからね。たとえ元発言者の偏見が髪の毛一筋ほども減じなかったとしても、「@haitreason」氏による明快な異議申し立てには、とても大きな意味があったとあたしは思っています。