平昌五輪で一躍有名になったオープンリー・ゲイの米スキーヤー、ガス・ケンワージー(Gus Kenworthy)が、自身のYouTubeチャンネルに寄せられたホモフォビックなコメントをTwitterで紹介しました。
詳細は以下。
Gus Kenworthy Reveals the Homophobic Messages He Gets Online: 'Go Die of AIDS' - Towleroad
当該ツイートはこちら。
Them: It's 2018 nobody cares that you're gay. Homophobia doesn't exist anymore. Get over yourself.
— Gus Kenworthy (@guskenworthy) 2018年2月27日
My YouTube notifications: pic.twitter.com/moASu15TR4
ここでガスが言ってることを訳すと、こんなです。
人々「もう2018年だ、誰もおまえがゲイだなんて気にしないよ。ホモフォビアはもう存在しない。うぬぼれも大概にしろ」
ぼくのYouTubeチャンネルの通知は以下の通り:
そして「以下の通り」として添付されている画像は、ガスに対して「エイズで死ね」と言ったり、ガスが道端で誰かに頭蓋骨をカチ割られるだろうという見解を披露したり、精液だの男性器だのという語をちりばめた罵り言葉を並べたりしている、それはそれはひどいYouTubeコメントのキャプチャの数々です。存在するじゃん、ホモフォビア。
ところで、直接的に「死ね」とかなんとか罵る人もじゅうぶんホモフォビックだけど、ゲイがゲイであることをおおっぴらにして活動することが気に入らず、誰もそんなことを気にしないだの、お前はうぬぼれているだのと言って黙らせようとする人たちも負けず劣らずホモフォビックだと思います。しかも、本人(たち)に自分こそ典型的なホモフォーブだという自覚がまったくなさそうなあたりが、余計にたちが悪いわ。逆説的だけど、そうやって黙らせよう黙らせようとする人がいる限り、同性愛者は黙らないと思うよー。