石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

英私立校、全生徒が制服でスカートとズボンのどちらも選べるよう校則改定

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英国の私立学校ブライトン・カレッジ(Brighton College)が、ジェンダー違和のある生徒にとってよりよい環境を提供するため、すべての生徒が制服のスカートとズボンのどちらでも選べるよう校則を改定しました。

Brighton College scraps uniform code for transgender pupils - BBC News

ブライトン・カレッジは、1845年にサセックス初のパブリックスクールとして創設された学校。リチャード・ケアンズ(Richard Cairns)校長は、170年もの歴史を持つ校則を変えるのは、「少数の家族」の求めに応じてのことだと説明しています。

「これは、若者はありのままに尊重されねばならないというわたしの強い個人的信念とつながっています」と彼はつけ加えた。

「生まれついた性とは違う性自認の方が幸せだという少年少女がいるのなら、わたしの仕事は、本校がそのことに適応するようにすることです」

「校長として、わたしにとって唯一重要なのは、彼らの福祉と幸せなのです」

"It ties in with my strong personal belief that youngsters should be respected for who they are," he added.

"If some boys and girls are happier identifying with a different gender from that in which they were born, then my job is to make sure that we accommodate that.

"My only interest as headmaster is their welfare and happiness."

Telegraphによれば、同校6年生のエイミー・アーネル(Amy Arnell)さんは、新しい規則に対する否定論はまったく起こっていないと話しているとのこと。校長がこの変更を発表したときの生徒たちの反応については、「だれもそんなに驚きませんでした。それで自分についてより快適になる人がいるのなら、そうしない理由がありません」だそうです。

すばらしい学校だな。世界中で見習うべきでは。

ジェンダーを根拠として他人が勝手に服装の選択肢を奪ってしまうのは、性別違和がない生徒にとってもひどいことだと思います。自分の性自認は一貫して女ですが、バス通学で吊革を持てば脇腹が見えてしまうセーラー服も、自転車通学で強風の日にまくれ上がってしまうスカートも、どちらもものすごく嫌でしたよ。これだけ歴史のあるパブリックスクールのトップ校が、トランスの生徒を一種の「例外」として終わってしまうのではなく、すべての生徒に選択の余地を与えたということは、高く評価されてしかるべきだと思います。