石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

NHL初。エドモントン・オイラーズ、「プライド・テープ」でLGBTQ支援を表明

Edmonton Oilers (Inside the NHL)

カナダのホッケーチーム、エドモントン・オイラーズ(Edmonton Oilers)が2016年1月24日、レインボーカラーの「プライド・テープ」を巻いたスティックでプレイすることでLGBTQユース支援を表明しました。NHLでこのテープを使ったのは、同チームが初とのこと。

詳細は以下。

Oilers Become First NHL Team To Use Pride Tape To Support LGBTQ Communities – The Gaily Grind

プライド・テープは、同国アルバータ大学の性的マイノリティ研究・サービス研究所(Institute for Sexual Minority Studies and Services)がKickstarterで資金を募って製作・配布しているレインボーカラーのテープです。同研究所は、このテープをスティックのグリップやブレードに巻くことで、ホッケーをプレイしているLGBTQの子どもたちへの支援を表明してほしいと呼びかけており、既に6万カナダドル(約500万円)以上の資金が寄せられています。

オイラーズは日曜日、技やスピードを競う人気イベント「スキルズ・コンペティション」でこのテープを使用しました。

同チームの公式サイトによれば、ディフェンスマンのアンドリュー・フェレンス(Andrew Ference)選手は、プライド・テープについて以下のように語っているとのこと。

「たくさんの人が、ホッケーのプロ選手をロールモデルとみなしています。わたしたちのチームは、これ(プライド・テープ)はホッケーの試合では誰でも歓迎されるのだとすべての人に知ってもらうための素晴らしい取り組みだと思いました」と、フェレンスは言った。「わたしたちは皆、多様性と人権を支持しているチームや街のためにプレイすることを誇りに思っています」

“Many view professional hockey players as role models and our team felt this was a great initiative to let every person know they’re welcome in the game of hockey,” said Ference. “We’re all proud to play for a team and city that supports diversity and human rights.”

Metro Newsによれば、フェレンス選手の子供時代の友達には、ゲイだからという理由でホッケーをやめてしまった子がいるのだそうです。「直接影響を受けた友達がいるとわかっているので、これはわたしにとって重要な意味を持つことなんです」と彼は説明しています。

……プロスポーツチームが、そして選手が多様性と人権を支持すると堂々と表明できるのって、いいなあ。もっともフェレンス選手も、彼がホッケーを始めた頃だったらLGBTQユースの支援は話題にも上らなかったろうと言っていますから、カナダのホッケー界も長い時間をかけてここまで来たということなんでしょうけど。それに、上記の公式サイトの記事につけられたコメントにも偏見に満ちたものは散見されますから、まだまだ課題はたくさんあるのでしょうけど。それでもやはり、リーグで初めてこうした行動に踏み切ったということが素晴らしいし、いつかエドモントンに住んだらこのチームを贔屓にしようと思います。