石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

香港がゲイ・ゲームズ開催地に立候補 実現すればアジア初

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香港がLGBTIのスポーツの祭典「ゲイ・ゲームズ」第11回大会(2022年)の候補地として名乗りを上げました。もし選ばれれば、香港はアジア初のゲイ・ゲームズ開催地となります。

詳細は以下。

Hong Kong bids for the Gay Games, hopes to improve LGBTI rights in the region - Gay Star News

ゲイ・ゲームズは、1982年に米国カリフォルニア州サンフランシスコで始まったスポーツ大会です。もともとは「ゲイ・オリンピック」と呼ばれていたのですが、本家オリンピックとの権利関係で、現在では「ゲイ・ゲームズ」という名前になっています。ゲイ・ゲームズは世界最大規模のアマチュアスポーツイベントで、特に1994年のニューヨーク大会以降では、毎回世界数十ヵ国から1万人から1万2千人のアスリートが参戦しているそうです。Gay Star Newsによれば、2012年のクリーブランド大会では計60ヵ国から約1万人の選手が参加し、全37種目の競技が実施されたとのこと。

History of bidding for the Gay Games | Federation of Gay Gamesの情報をまとめると、これまでの開催地と立候補地はこんな感じになります。(開催地は太字)

  • ゲイ・ゲームズ I 1982 - サンフランシスコ(単独候補)
  • ゲイ・ゲームズ II 1986 - サンフランシスコ(単独候補)
  • ゲイ・ゲームズ III 1990 - バンクーバー(単独候補)
  • ゲイ・ゲームズ IV 1994 - ニューヨーク、シドニー
  • ゲイ・ゲームズ V 1998 - アムステルダム、アトランタ、シドニー
  • ゲイ・ゲームズ VI 2002 - ダラス、ロスアンジェルス/ロングビーチ、モントリオール、シドニー、トロント
  • ゲイ・ゲームズ VII 2006 - アトランタ、シカゴ、ロスアンジェルス、モントリオール
  • ゲイ・ゲームズ VIII 2010 - ケルン、ヨハネスブルグ、パリ
  • ゲイ・ゲームズ 9 2014 - ボストン、クリーブランド、ワシントンDC
  • ゲイ・ゲームズ 10 2018 - アムステルダム、リメリック、ロンドン、オーランド、パリ、リオデジャネイロ、サンパウロ
  • ゲイ・ゲームズ XI 2022 - (候補予定):アナハイム、アトランタ、オースティン、ケープタウン、ダラス、デンバー、デモイン、グワダラハラ、香港、ロスアンジェルス、マディソン、ミネアポリス、ソルトレイクシティ、サンアントニオ、サンフランシスコ、テルアビブ、ワシントンDC

上から順に見ていくと、年度を追うごとに立候補地が増え、その候補地も当初北米だけだったのがヨーロッパ(1998~)、アフリカ(2010~)、南米(2018~)と広がっているのがよくわかります。そしてついに2022年の大会に向けて、アジアで始めて香港が立候補したわけです。第1回から40年もかかって、ようやくここまで来たというわけ。

今回の立候補の責任者である香港のLGBTIスポーツ組織「Out In HK」の創始者、デニス・フィリップス(Dennis Philipse)さんは、ゲイ・ゲームズは香港の「平等と寛容」を促進するための道しるべとなるだろうと話しているとのことです。

アジアで始めてゲイ・ゲームズが開催されるとしたら台湾あたりかと思っていたのですが、少なくとも立候補は香港の方が先でしたね。2022年大会の開催地の発表は2017年10月とのことなので、結果を楽しみに待ちたいと思います。