石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

米アナウンサー、女性五輪選手の妻を「夫」として放送 その後謝罪

f:id:miyakichi:20160813024613j:plain

米国のTV局NBCのアナウンサーがリオ五輪の放送中、レズビアンのビーチバレー選手の妻を「夫」と呼ぶというミスをやらかしました。奥さんの名前も、そしてふたりが結婚した年度もわかっていたはずなのに、なぜ?

詳細は以下。

NBC announcer calls wife of gay Brazilian beach volleyball player her 'husband,' later apologizes - Outsports

問題の場面はこちらです。

これはブラジルのラリッサ・フランカ(Larissa França)選手が8月9日の試合で勝利をおさめ、スタンドに駆け寄ったところの映像だとのこと。動画内でラリッサさんが最初にハグしている相手は妻のリリアン・マエストリニ(Liliane Maestrini)さんなのだそうですが、ここで流れるアナウンスがこんなことになってます。

「彼女(訳注:ラリッサさんのこと)はリリをハグしています。彼女の夫です。彼女はリリと2013年に結婚しています」

"She gives a hug to Lili. That is her husband. She married Lili in 2013."

のちにこのアナウンサー、クリス・マーロウ(Chris Marlowe)氏は謝罪して「リリアンは間違いなくラリッサの妻です」と訂正したとのことです。しかしまた、なんでこんな間違いを。もしかしたら結婚とは男女でするものだという先入観のせいで、手元の資料に載っている名前を見ても、そしてリリアンさんの実際の姿を見ても男性だと勘違いしてしまったとか? それとも、そもそも資料を作った人からして間違えていたとか? アナウンスの口調からして悪気のない単純なミスだろうとは思うんですが、この2016年にこれでは、迂闊とのそしりは免れますまい。

この動画を見ていて、ひょっとしたら4年後の東京五輪でもこの手のミスが頻発するんじゃないかとちょっと不安になってしまいました。向こう4年の間に同性婚可能国がさらに増える可能性もあるし、カミングアウトしているアスリートも増えこそすれ減ることはまずないでしょうから、日本の放送局にはぜひ入念な準備のもとに正確な報道をしていただきたいものです。スポーツするのも、勝利をパートナーと喜び合うのも、ヘテロだけがするわけじゃないんだよ!