「父の日や母の日があるのだから、『ゲイの叔父／伯父さんの日』あってもいいはず。8月14日をその日にしよう」という冗談交じりの呼びかけが、ネットの一部で起こっているようです。
詳細は以下。
Does your family realize it's Gay Uncles Day on Sunday? - Gay Star News
英語圏では"gay"（ゲイ）と"uncle"（伯父／叔父さん）をくっつけた「ガンクル」（"guncle"）という造語もあるぐらい、ゲイのおじさんという存在はありふれたものになっています。甥っ子や姪っ子の世話をするガンクルたちのための育児書まで出ているぐらいです。こんな本ね。
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このように献身的に子供たちをかわいがっているガンクルたちの日があってもいいのではないか、というのがこの呼びかけの趣旨。Gay Star Newsによれば、来たる8月14日をゲイのおじさんの日と最初に呼んだのは、米国フロリダ州在住のC.J.ハッター（C.J Hatter）さんが最初らしいです。ハッターさんはFacebookで、「さあ、カレンダーに印をつけよう！ 8月の第2日曜日はゲイのおじさんの日だよ！ きみの大好きなゲイのおじさんに、プレゼントとあいさつをたくさん贈ろう！」と書いたとの由。
それを受けて、ネット界隈ではたちまちこんな反応が。
訳：「8月14日をゲイのおじさんの日にしたいっていうポストを今日いくつか見かけたんだけど、どう思う？」。
訳：「＃ゲイのおじさんの日＃ゲイのおじさん ばんざい、ばんざい！！ ありとあらゆるいやなやつの日のために大金を費やしまくったあげく、ついにこの日が！」。
Aug 14 is #GayUnclesDay. What my 8 nieces & nephews get for Xmas will be determined by the texts they send that day. pic.twitter.com/X766CDSary
— PaTrick R Tweet (@PatrickRomSim) 2016年8月11日
訳：「8月14日はゲイのおじさんの日。8人の姪と甥たちがこの日ぼくにどんなテキストメッセージを送ってくるかで、彼らがクリスマスに何をもらえるかが決まるんだ」。
呼び掛けた方も答えている方も、どう見ても冗談交じりで（または完全なジョークとして）言っているっぽいですね。おそらく、おおかたのガンクルたちの本音は、この件を報じたTowleroadの記事のこちらのコメントに近いんじゃないかと思います。
（甥っ子や姪っ子の）おむつをさんざん取り換え、経済状況が厳しいときに学校に着ていく服や、誕生日プレゼントや、クリスマスプレゼントや、カリフォルニアにいるぼくに会うための飛行機のチケットを買ってやり、それから彼らの赤ちゃんのための贈り物まで買ってやったけど……このガンクルには贈り物はいらないよ、でも、くそっ、少なくとも誕生日カードぐらいはときどき送ってほしいよ。
After all the diapers I changed, buying of school clothes when their money was tight, Bday gifts, Xmas gifts, plane trips to visit me in CA, graduation money, then all the gifts for their babies,... this Guncle doesn't need a gift but heck, at least a bday card from time to time.
とりあえず自分が「レズビアンのおばさんの日」がほしいかどうか考えてみましたが、「めんどくさいから、いらない」というのが正直なところ。でもまあ、ほしい人のためにそういう日があっても別にいいんじゃないかな。今ざっと調べたところ、8月14日は既に米国では「クリームシクル（ユニリーバの棒付きアイスの一種）の日」、日本では「専売特許の日」、韓国では「グリーンデー」（恋人同士が森林浴をする日）などとされており、今さら何かひとつ増えてもどうということはなさそうです。ゲイメンが甥や姪からプレゼントをもらっている間、あたしはアイスでも食べとくことにするわ。
