石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

豪アンチ同性婚議員の言ってることが支離滅裂すぎてヴァイラルに

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同性婚が2017年末にも法制化される見通しのオーストラリアで、連邦議会議員のボブ・キャター*1(Bob Katter)氏が同性婚について支離滅裂な発言をして話題になっています。氏は自分の選挙区には同性愛者はいないと発言したことがあり、婚姻の平等にも反対していました。

詳細は以下。

Bob Katter marriage equality rant goes viral via ABC Insiders

キャター氏は先週の記者会見で、同国の有権者による郵送投票で同性婚が支持されたことについてどう思うかと問われ、以下のように答えたのだそうです。

動画前半で、キャター氏は微笑みながらこんなことを言っています。

「わたしが申し上げたいのはですね、つまり、人間には性的な癖にふける権利があるんです。わたしの意見では、千の花を咲かせておけばいいと思います」

“I mean, y’know, people are entitled to their sexual proclivities. Let there be a thousand blossoms bloom, as far as I’m concerned,”

が、ここで唐突に眉根を寄せて険しい表情になり、なぜかワニについて熱弁し始めるんです。

「しかしわたしはそのことに一切時間を費やすつもりはありません、というのは、その間にノース・クイーンズランドでは三か月にひとりがワニによってずたずたに引き裂かれているんですから」

“But I AIN’T spendin’ any time on it, because in the mean time, every three months, a person is torn to pieces by a crocodile in North Queensland,”

なんでここでワニの話。それに「千の花」っていったい何。あと、何なのその表情の激変。

キャター議員は以前自分の選挙区にはホモセクシュアルはいないと発言して、のちにコメディアンのジョシュ・トーマス(Josh Thomas)から「いますよ。Grindrっていうアプリがあるんです。あなたのスマホに入れてあげる」と対面でツッコマれていた人。同議員の率いるキャターズ・オーストラリアン党(Katter’s Australian Party)は、2012年にはゲイや同性婚を中傷するこんなCMを流していました。

今回のインタビューで"proclivities"(直訳すると『(好ましくない)気質、傾向、癖』の意)なんて単語を持ち出しているあたりからして、彼はおそらく今でも同性婚を快くは思っていないのでしょう。しかし有権者の約6割が賛成したことに正面から反対することもできず、それで唐突のワニ発言になったんじゃないですかね。

なお、突然ワニについて話し始める際の同議員の表情の変化は、Twitterで「ゴラム(映画『ロード・オブ・ザ・リング』の)が憑いた」「ジキルとハイド」などと評されるほか、以下のような反応も呼んでいます。

ここで日本からも文楽人形のGIFとか貼らんでいいかしら。

*1:日本では『カッター』と書かれることが多いようですが、実際の発音はキャターまたはキャッターだと思います。