石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

同性婚国民投票の最中レズビアンポルノを見る人が急増 オーストラリア

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オンラインポルノ大手PornHubの年度レビューにより、2017年のオーストラリアでは検索語で「レズビアン」が26%増加し、カテゴリーでも一番人気だったと判明。同国ではこの年、有権者に同性婚への意見を問う郵送調査(国民投票)が実施され、賛成派と反対派の意見が激突していました。

詳細は以下。

Australia watched a ton of lesbian porn during equal marriage vote · PinkNews

2017年の同性婚をめぐる議論では、反対派がLGBTQの人々について発信するネガティブなメッセージがあまりにひどく、オーストラリア精神保健委員会(National Mental Health Commission)が「精神衛生への有害な影響」を懸念するプレスリリースを出していたほどでした。たとえばこんなポスターが街中に貼られたり、

ロビイストが「同性婚は結婚制度を弱体化させる」とTVで主張したり、

こんなスウェットシャツが売り出されたり、

「同性婚を認めたら男の子がドレスを着るよう強制されるようになる」なんていうデマCMが流されたり、

「平等」と書いたバンダナをつけていた犬まで襲われたり……

……というあのひどい憎悪の真っ最中に、レズビアンポルノに飛びつく人がそんなに増えていたというのは驚き。これってつまり、会話や事象の中身よりも「同性愛」とか「レズビアン」のような単語にだけ反応して、セックスオブジェクトとしてのレズビアン像を探し求めた人がそれだけいたっていうことなんでしょうか。だとしたら、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン4配信開始時に刑務所もののレズビアンポルノの検索率が跳ね上がったのと同じ現象じゃないですか。生身の人間の人権も、それに関する議論も、結局ただのコンテンツ扱いかよ。

いちおう補足しておくと、「レズビアン」は以前から人気の検索語だし、2017年に世界でもっとも視聴されたカテゴリーでもあるので、別に昨年のオーストラリア人だけが突出してこのカテゴリーのエロ表現に殺到したというわけではありません。それでもやっぱり、いちレズビアンとしては複雑な思いです。とどのつまりPinkNewsのコメント欄の以下の意見がすべてなんじゃないかという気がするし、いくら最終的に同性婚が法制化されたと言っても、まだまだ課題は多そうだと思いました。

(検索が増えたのは)たぶんホモフォビックな(そして偽善者の)男のせいだろう。「なよなよしたホモは嫌いだが、女と女のアレは好きだぜ!」みたいな。

It was probably homophobic men (hypocrites) I hate pooftas but I like girl on girl action!