石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

中国でユーロビジョンの決勝戦放送不可に 原因はゲイ・ロマンスの削除

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欧州最大の国別対抗ポップ音楽コンテスト「ユーロヴィジョン」が、中国での2018年の決勝戦の放映を禁止しました。原因は、同国の配信企業が準決勝の放送にあたり、同性間の恋愛を描いたパフォーマンスを削除してしまったから。

詳細は以下。

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ユーロビジョン2018の準決勝戦では、アイルランドの出場者ライアン・オショーネシー(Ryan O’Shaughnessy)のパフォーマンスで、男性ダンサーふたりによるゲイなラブストーリーが表現されていました。動画は以下。

中国の「マンゴーTV」は配信時にこのパフォーマンスをカットしてしまい、さらに観客席のレインボーフラッグやアルバニアの出場者のタトゥーにぼかしを入れたりもしていたとのこと。欧州放送連合のスポークスパーソンは、これは同連合のバリューにそぐわないものであるとし、放送のパートナーシップを打ち切ると発表しました。

Hollywood Reporterによれば、中国では共産党の支配下にある国家新聞出版広電総局(SAPPRFT)が同性愛を近親姦や性暴力とならぶ「異常な性的関係」に分類しており、ストリーミングサービスでのゲイ描写配信を禁じる規則を2017年に設けたのだそうです。現在その規則の根拠を明示するよう求める法的闘争が起こっているものの、原告が勝つ可能性は低いとのこと。同国のソーシャルメディア、ウェイボー(微博)がすったもんだの末LGBTコンテンツ削除を撤回したのはつい最近のことですが、ストリーミングサービスの方はまだ無理なのかもなあ。やだなあ。