石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

ウォーウィック大ボート部ヌードカレンダー10周年に特別ゲスト

Warwick Rowers Calendar 2017

英ウォーウィック大ボート部「ウォーウィック・ロウヤーズ(Warwick Rowers )」のヌードカレンダーが2019年に発売十周年を迎えます。そう、売上でスポーツ界のホモフォビアと戦っているあのカレンダーです。十周年の特別ゲストは、ゲイの五輪ボート選手ロビー・マンソン(Robbie Manson)氏。

詳細は以下。

Warwick Rowers share tenth naked calendar with Robbie Manson · PinkNews

ウォーウィック・ロウヤーズのカレンダーはもともと、2009年にボート部の資金集めのために作り始めたもの。このカレンダーには世界中のLGBTコミュニティから支援のメッセージが寄せられ、それがきっかけとなって、カレンダーの売上でスポーツ界の多様性を促進する「Sport Allies」というチャリティが創設されました。「大部分がヘテロセクシュアル男性」である部員たちはストレート・アライとして同チャリティの活動資金に貢献するほか、米国のトランプ大統領とペンス副大統領にメッセージを送るなどの活動もしています。

ウォーウィック・ロウヤーズの10年間の歩みと、2019年度版カレンダーの予告は、以下の動画で見ることができます。

なお、2019年のカレンダーの特別ゲストとしてニュージーランドから招かれたロビー・マンソン選手は、以下のようにコメントしているとのこと。

「LGBTアスリートのひとりとして、ウォーウィック・ロウヤーズのストレート・アライを高く評価しています」とマンソンはプレスリリースで述べた。

「彼らは、ゲイや女性のアスリートでなくても、スポーツはみんなのものだと固く信じることができるということを証明しています。そして、スポーツは平等の促進においてリーダーシップを発揮できるということを証明しています。だからわたしは、彼らが十周年記念のカレンダーに加わるよう招待してくれたときに飛行機に飛び乗ったんですよ!」

“As an LGBT athlete, I value the straight ally message of the Warwick Rowers,” Manson said in a press release.

“They prove you don’t have to be a gay or female athlete to believe passionately that sport should be for everyone, and that sport can show leadership in promoting equality. So when the guys invited me to join them in their tenth-anniversary calendar, I got on a plane!”

公式サイトではすでに2019年度カレンダーの予約が始まっていて、JPEG版、プリント版、サイン入りの3種類の中から選ぶことができます。後から転売されたのを買うとかなりお高くなってしまうので、欲しい人は早めに公式で予約しておくのがいいと思います。

こういう男性の裸体の美しさやかわいらしさを全力でプロモートした作品って、実はヘテロ文化における「男とは」「男らしさとは」を見直したり解体したりする手掛かりになるんじゃないかという気がします。「男の身体なんて美しくない、誰も見たくない」とか、「カメラの前で脱ぐのは女かゲイポルノの被写体だけだ、『男』は裸を眺める存在であって見られる側には回らないんだ」みたいな社会通念に、ことごとくノーをつきつけてますよねこのカレンダー。……と思ってたら、これらのカレンダーの撮影担当者のアンディ・マルコム(Angus Malcolm)氏がOutのインタビューで以下のようなことを言っていて、なるほどと思いました。

家父長制的な異性愛規範に関する有害なものすべてと戦いたいと思っています。男が裸になるというこのキャンペーンに、変化の象徴になってほしい。男性もまた、家父長制の文化によって苦しめられていて、わたしたちはその文化との戦いを助けたいのです。

Everything that’s toxic about patriarchal heteronormativity, we want to fight. And we want this campaign, that gets men naked, to be an emblem of change. Men too, are suffering in a patriarchal culture. And we want to help combat it.

いいと思う。たくさん売れてほしいです。