ブラジル人の飛び込み選手イアン・マトスが、ポルトガル語新聞「Correio」のインタビューで、ゲイであることをカミングアウトしました。
詳細は以下。
Top Brazilian diver Ian Matos comes out as gay - Outsports
マトス選手はリオデジャネイロ在住で24歳。3m飛板飛込の2013年ブラジルチャンピオンです。友人たちからは2016年のリオデジャネイロ五輪が終わるまでカミングアウトしない方がいいと言われていたものの、恋人の存在を隠したり、ゲイの集まりを避けたり、偽りの自分でいたりするプレッシャーが大きすぎると判断し、カミングアウトしたとのこと。
元記事にもありますが、飛び込み競技の世界では、イギリスのトム・デイリー選手が2013年12月にYouTubeで「男性とつき合っている」とカミングアウトしたばかりです。
Tom Daley: Something I want to say... - YouTube
実はこの男性というのが映画『ミルク』でアカデミー脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックだということも話題になりましたよね。ちなみにマトス選手は自分のカミングアウトについて、デイリー選手にインスパイアされたと話しているとのことです。
男子スポーツは女子スポーツに比べ、LGBTアスリートがカミングアウトしづらい世界だと以前から言われています。それでも最近は少しは風向きが変わってきたのかも。サッカー界でも、つい先日元ドイツ代表のヒッツルスペルガーがゲイだと公表していますしね。「LGBTはどこにでもいるんだから、スポーツ界にもいてあたりまえ」という認識が、この先もっと広まっていくといいなと思います。