米国ウィスコンシン大学のキャンパスに、ホモフォビックなTシャツを着てホモフォビックな説教をがなりたてる男が出現。これにうんざりした学生たちが、すかさずユニークな対抗策を講じました。
詳細は以下。
Students Form "Dance Circle Of Love" To Drown Out Preacher's Anti-Gay Hate On Campus|The Gaily Grind
大学生ズのしたことはこちら。そう、彼ら、説教師を取り囲んで踊り出したんです。
写真中央近くの、背中に「神はソドムとゴモラを破壊した」("God Destroyed Sodom & Gomorrah")とかなんとか書かれた黒い服を着ている男性が、問題の説教師。この男性はホモフォビックなTシャツを着るのみならず、ヨガパンツをはいている女性を売春婦と罵ったりして、「ありとあらゆる人を侮辱」する発言を繰り広げていたとのこと。言動があまりに極端なので、本物の説教師ではなくモノマネなのではないかと疑った学生もいたそうです。
この男が撒き散らす憎悪にうんざりした学生たちは、男を囲んでドレイクの"Hotline Bling"に合わせて踊り始めました。そこにさらにたくさんの学生が加わり、ソウルジャ・ボーイの"Crank That"などを歌ったり踊ったりしたのだそうです。説教師は呆然として立ち尽くしてしまったとのこと。すばらしいぞ、若者たち。
2014年にはバージニア州のジェームズ・マディソン大学でも似たようなことがありました。聖書を振り回してアンチゲイな説教を叫ぶ男の周りで学生たちがギターに合わせて歌いまくり、完全に圧倒してしまったんです。
よく「ゲイでもないのにゲイの権利を擁護するのはおかしい」なんてことを言う人というのがいますが、いち同性愛者として言わせてもらうなら、こんな風にセクシュアリティーを問わず即座に力になってくれる人がたくさんいるのはどんなにありがたいことか。当事者であるがゆえにダメージが大きすぎてかえって何も言えない/言いたくないときだって多々あるので、こういう画像や動画を観ているだけでもずいぶんと励まされます。この学生たちの未来に幸あれ。