ホラー映画の怪物「ババドック」が、Nefflixの分類ミスにより、一躍クィア・アイコン(またはLGBT/ゲイアイコン)となったことは先日ちょっとだけお知らせしました。そのババドックが、今年のプライド・イベントで早速大活躍しているようです。
詳細は以下。
The Babadook’s first Pride parades were a success, and we’re so happy for him · PinkNews
ババドックは2014年の映画『ババドック~暗闇の魔物~』に登場するモンスター。この作品は日本のNeflixでは「海外映画」「海外サスペンス」のカテゴリに分類されており、あらすじは以下のように説明されています。
夫に先立たれた母は不安定な息子の行動に手を焼いていた。ある日、何気なく家の本棚に置かれた絵本を手にとり表紙を開くと、不気味な現象が起き始める。
ババドックはこの絵本の主役で、黒い服に黒いシルクハットという姿をし、手には不吉な長い爪が生えています。絵本の文面は「名前と顔を知った者はババドックから逃げられない」「本当の姿を知ったら……」などというもので……この後の展開はとても怖いので、各自ぜひ映画をご覧になってお確かめください。
先日Netflixが何を思ったかこの作品を「LGBT映画」に分類したことから、ババドックはネット上でクィア・アイコン(またはLGBTアイコン/ゲイアイコン)と化し、大いに人気を集めました。それだけならまだしも、彼はついに現実世界にも飛び出し、各地のプライド・イベントで活躍し始めているようです。上にリンクを貼ったPinkNewsの記事ではロサンジェルスとワシントンDCのプライド・イベントに現れたババドック(コスプレと看板の両方)の映像が大量に紹介されていて大変面白いのですが、せっかくなのでInstagramでそれ以外の写真もあれこれ集めてみました。
サンフランシスコ。
ピッツバーグ。
ウエストハリウッド。
ボストン。
ワシントンDC。プラカードの文は「怖がるがいい、トランプ。このババドックはクロゼットから出て、怒っているぞ」の意。キャプションの"baBA-ba dook! dook! dook!"というのは、ババドックがドアを叩く音です。
ババドックってもともと視覚的なインパクトが凄いので、レインボーと合わせると相乗効果でさらに目立ち、アイコンにうってつけだと思います。ババドック本人(本モンスター?)も彼をとりまく人々も楽しそうで、何より。
おまけ。YouTubeユーザのPinkstylist氏による、ババドックのメイクアップ・チュートリアル。超迫力。
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