石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

LGBT+団体が銃規制強化求めデモ ラスベガス銃乱射事件受け

  1. AR-15
    AR-15 / robscomputer

米史上最悪の被害者を出したラスベガスの銃乱射事件を受け、LGBTQとアライの団体「銃に反対するゲイたち」(Gays Against Guns)が、マンハッタンで銃規制を呼びかけるデモンストレーションをおこないました。

詳細は以下。

Gays Against Guns Stage Protest In Times Square After Las Vegas Massacre | NewNowNext

2017年10月1日、ネバダ州ラスベガスの野外コンサートの観客が狙われたこの事件では、少なくとも59人が死亡し、527人が負傷したと報じられています。ニュースを見たとたんにフロリダ州オーランドーのナイトクラブ「パルス」での事件を思い出したのはあたしだけではなかったらしく、パルスの事件後ニューヨークで結成されたLGBT+団体「銃に反対するゲイたち」(Gays Against Guns)は、10月2日、マンハッタンのユニオンスクエアで銃規制の強化を求めるデモを開催しました。

当日の様子は以下をどうぞ。

NBCニュースは、パルスの事件のサバイバーに今回のラスベガスでの事件についてインタビューしています。

「わたしの最初の反応は、泣くことでした」とパルスの生き残りで、銃撃で大腿骨を粉砕されたペイシャンス・カーターはNBCニュースに話した。「泣いたのは、この世界は良い方向に変わることができると思っていたのに、その希望が粉々に砕け散ったからです」

"My first reaction was to cry," Patience Carter, a Pulse survivor whose femur was shattered during the shooting, told NBC News. "I cried because I actually believed that this world could change for the better, and that hope was shattered."

もうひとりのサバイバー、ブランドン・ウルフ(Brandon Wolf)さんのお話はこう。

「真っ先に思い浮かんだことばは『まただ』でした。ぞっとするほど覚えのある感覚でした」と、ウルフはNBCニュースに語った。「パルスの仲間たちにとっては、これが自分たちの生きている現実なんです。銃暴力に影響を受けた他の人たちと同じです。わたしたちは毎日、発砲の悪夢にうなされて目を覚ますのですが、今日だけは目を覚ましてその悪夢から逃れることはできませんでした。16か月前に感じたのと同じ恐怖と心痛が、よみがえってきました」

"The word that jumped into my mind was, 'again.' It was eerily familiar," Wolf told NBC News. "For folks in the Pulse community, as well as others impacted by gun violence, this is the reality we live in. Every day, we wake from nightmares of gunshots. Only today, we couldn't wake up. I relived the same fear and heartache I felt 16 months ago."

いったいいつまでこんなことが続くのか。

日本時間で2017年10月4日現在、ラスベガスの事件の動機はまだわからないと報道されています。にもかかわらず、この事件が起こったのは「トランプと国家に対する『不敬』のせい」「CNNのせい」「『左翼のアホ』のせい」「民主党のせい」などという憶測を熱心に披露している人があとを絶たない模様。そうそう、お祈りをするだけでなぜか銃についてはひとこともメンションしなかった人ってのもいましたね、第45代アメリカ大統領ですけどね。この人たちは皆、「銃に反対するゲイたち」(Gays Against Guns)のWebサイトに書かれている、以下のことばを噛みしめるべきじゃないかしら。

考えたり祈ったりするだけで行動しないのであれば、無意味です。

thoughts and prayers without action are meaningless.