石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

マーベルアニメにラテンアメリカ系レズビアンキャラ登場

America Vol. 1: The Life and Times of America Chavez

マーベルの2018年発表予定の新作アニメ映画Marvel Rising: Secret Warriorsに、同社初のラテンアメリカ系のレズビアンのスーパーヒーローが登場するそうです。

詳細は以下。

Marvel's First Latinx LGBT Superhero Is Coming to the Big Screen and We're HYPED | PRIDE.com

このキャラクタ、アメリカ・チャベス/ミス・アメリカ(America Chávez/Miss America )はつらい過去を持つ一匹狼タイプのヒーローで、超人的なパワーとスピードを持ち、空も飛べるキャラだとのこと。声の出演はドラマ『フォスター家の事情』マリアナ役のシエラ・ラミレス(Cierra Ramirez) です。

Geeks of Colorの記事ではミス・アメリカは”LGBT superhero”、”LGBT character”などと形容されており、今ひとつわかりにくい(ひとりの人間が同時にLとGとBとT全部に該当するわけないじゃん)のですが、少なくともコミック版の設定ではこのキャラはレズビアンの自認を持っているようです。Pinknewsによると、コミック版の原作者ギャビー・リバー(Gabby River)はミス・アメリカのことを「女性とデートし、異次元までパンチを叩き込む、セクシーで大胆不敵でハードなフェムのラテンアメリカ系女性」と形容しているとのこと。一方、アニメ版Marvel Risingに関するマーベルの公式発表では、彼女のセクシュアリティに関する言及は特になし。果たしてアニメの中でどこまで踏み込んだ描写がなされるのか、気になるところです。

なおマーベルはこのミス・アメリカを含む「次世代のスーパーヒーローたち」が主役となるシリーズMarvel Risingをまず6分間の短編アニメ4本という形で発表し、それから長編映画 Marvel Rising: Secret Warriorsをリリースする予定だとのこと。同シリーズの公式紹介動画はこちらです。