「CWがレズビアンの『バットウーマン』ドラマ制作へ。主演女優もレズビアン起用 - 石壁に百合の花咲く」の続報。主演女優がルビー・ローズ(Ruby Rose)に決定したそうです。
詳細は以下。
Ruby Rose cast as The CW's Batwoman | EW.com
.@RubyRose has been cast as The CW's #Batwoman, playing TV's first #LGBT superhero lead character: https://t.co/SlqSFf3zYq pic.twitter.com/mHBZ98Kr9J
— Entertainment Weekly (@EW) 2018年8月7日
ルビー・ローズはオーストラリア出身のモデル/DJ/役者で、レズビアンで、ジェンダーフルイドです。最近だとNetflixドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のステラ役で有名だと思います。
蛇足ながら、「ジェンダーフルイド」という語になじみがない方のため、『13歳から知っておきたいLGBT+』(アシュリー・マーデル著、須川綾子訳、ダイヤモンド社)p. 117の用語説明を以下に貼っておきます。
ジェンダーフルイド(genderfluid):変化するジェンダーを持っていること。
ジェンダーフルイドな人は、アイデンティティが複数のジェンダーのあいだで揺れ動くことや、複数のアイデンティティを同時に経験することがあります。また、アイデンティティは不規則に変化することもあれば、状況に従って変化することもあります。
ルビー・ローズは12歳のとき、まだレズビアンやゲイという単語すら知らないまま母親に「ついにわたしにボーイフレンドができる日がきたら、それって女の人になると思う」("when I eventually get a boyfriend, there’ll be a girl.")と一生懸命カミングアウトした人。当の母親は、ルビーが6歳だった時点でもう気づいていたんだそうですけど。ジェンダーフルイドであることを公表したのは、2014年のことです。ソーシャルメディアなどでLGBTQの平等な権利について積極的に発言している彼女は、2017年にハリケーン被害を受けたヒューストンのLGBTQセンターに多額の寄付をして、それを叩くホモフォーブにぴしゃりと言い返したことでも有名。
なおルビー・ローズはまず2018年12月のCWのクロスオーバーイベント(CWドラマ『アロー』『スーパーガール』『フラッシュ』の3作品にまたがるエピソード。『レジェンド・オブ・トゥモロー』は、今年は入らないんだそうです)でバットウーマン/ケイト・ケイン役を演じる予定だそうです。スタンドアローンの『バットウーマン』シリーズは、その後。この役に抜擢された喜びを本人がInstagramで表明しているので、以下に貼っておきます。