CWのドラマシリーズでバットウーマン役に抜擢されたルビー・ローズ(Ruby Rose)の、最初の公式バットウーマン写真が公開されました。
詳細は以下。
Ruby Rose Suits Up in First ‘Batwoman’ Photo – Variety
写真はこちら。
顔が見えないのが残念だけど、コスチュームの都合上、これは仕方ないですね。あと気になるのがアクセントのこと。ルビー・ローズがオーストラリアのアクセント以外で喋っているところを見た記憶がないんだけど、このバットウーマン/ケイト・ケインはアメリカ英語で話すのかしら。それとも「オーストラリア出身のケイト・ケイン」という力技の設定で来るのかしら……?(それで敵に巨大鮫とか出してくれたらかえってうれしい)
なおバットウーマンはDCコミックのキャラで、初登場は1956年。オリジナルバージョンのバットウーマン(別名『キャシー・ケイン』)はバットマンに恋をするキャラでしたが、2006年以降の別名「ケイト・ケイン」のバージョンはレズビアンで、ルビーが演じるのはこちらです。このルビー・ローズ主演ドラマのニュースが流れたことで、「『ポリコレ』の圧力のせいでついにバットマンまで女にされた! やはりアメコミは『ポリコレ』によって衰退させられているのだー!」などと悲憤慷慨している人もいるようだけれど、それってだいぶ見当違いだと思います。
- バットウーマンはバットマンの女性化キャラではない(スーパーガールがスーパーマンの女性化キャラではないのと同じ)
- 1956年には"political correctness"の概念すら存在しなかった
- アメコミは衰退したりしていない(してるんだとしたら、なぜケイト・ケインのシリーズが12年も続いてドラマ化されたり、アベンジャーズやジャスティスリーグがずっと大人気だったりしてるわけ?)(そもそも、読んでさえいれば、アメコミには面白い話も攻めてる表現もすっげえええええたくさんあって、『衰退』なんかしていないとわかるはず)。
の3点を、ここで改めて強調しておきたいと思います。