同性愛者であることを公表しているプロサーファーのキアラ・ケネリー(Keala Kennelly)が、2018年のシーズンの世界チャンピオンになりました。
詳細は以下。
受賞スピーチはこちら。
以下、一部訳。
25歳のときにもっと大きな夢を抱いておくべきでした。わたしはそのころ、クロゼットに隠れて恥辱にまみれ、恐怖のうちに暮らし、自己嫌悪に陥っていました。世界チャンピオンであることと同性愛者であることが両立できるとは思っていなかったんです。今、初のオープンリー・ゲイの世界チャンピオンになれたのですから、もっと大きな夢を抱くべきでした。
I needed to dream bigger because when I was 25, I was hiding in the closet, soaked in shame, living in fear, and I hated myself, because I didn’t think you could be world champion and gay at the same time. I needed to dream bigger because now I get to be the first openly gay world champion.
自分自身に忠実に生きるために口をつぐんで耐えている他のLGBTアスリートたちを、わたしがインスパイアできたらうれしいです。
"I hope that I will inspire other LGBT athletes that are suffering in silence to live your truth."
ちょっと補足しておくと、このスピーチの「初の」と言う部分は実は勘違いで、2010年にCori Schumacherというオープンリー・ゲイの選手がチャンピオンになっているのだそうです。ケネリーも以下のInstagramポストで訂正をしています。
何はともあれ、一人目だろうと二人目だろうと、クロゼットの外で活躍するアスリートがチャンピオンになったのは喜ばしいことだと思います。なおケネリーの2014年のTEDトークによると、サーフィンは男性中心のスポーツである上に同性愛はタブー視されていて、ケネリーは性的指向を隠すのをやめたときスポンサー4社のうち3社を失ったんだそうです。そこから数年で世界一になったって、すごいわ。応援しようっと。