石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『The Fosters』(邦題『フォスター家の事情』)1×19 "Don't Let Go" 感想

Furiously Factoring
Furiously Factoring / CarbonNYC

米ABCファミリーで放映中の、レズビアン家庭が主役のドラマ。シーズン1第19話です。


The Fosters- Season 1: Episode 19 (3/10 at 9/8c) | Official Preview - YouTube

キャリーとジュードの親権問題に片が付く一方、ブランドンとダニはますますまずい方向で空回り。マイクとヘズースもあんまりお利口さんではない言動が目立ち、ひょっとしたらこのドラマのサブテーマは「男とアル中はどもならん」なのではと疑い始めているところ。お母さんズのいちゃいちゃ場面の尺が今回も妙に長かったのは、そうでもしないと話に華がなさすぎるからでは。

キャリーと生物学的父親のエピソードは、人間らしい厚みがあってよかったと思います。「子供を捨てた親」に単純に悪役を振って終わりじゃないところが好印象。そんなに簡単に100パーセント親を憎めるのなら、崩壊家庭の子供は苦労しませんものね。ダフネの話をからめるというアイディアがまたすばらしく、「このための伏線だったのか!」と感嘆することしきり。お父さん役の俳優さんの、繊細な演技もよかった。

なお次回予告も見たんですが、20話でとうとうボンクラ長男・ブランドンに底つきがくるみたいですね。彼はこの19話でも行きすぎた“ヒーロー”ぶりでキャリーの父親を批判してみたり、ヘズースに部屋を譲ってみたりと強迫的ながんばりが目立つので、「ようやく来たか」とちょっとほっとしました。いかにもアルコール依存症っぽくmanipulativeなダニともども、早いとこ底を打って膿を出し切ってほしいです。

もうね、キャラの魅力がなくなっちゃうと、ドラマを見るモチベーションがなくなっちゃいますから。大好きなキャラが苦境にあればハラハラもするし応援もしますけど、不快なキャラが自ら招いた泥沼で「わあ大変」と大騒ぎしていても、んなもん見せつけられ続ける(1、2話ならともかく)のは苦痛でしかありません。いいかげんにブランドンの迷走で安い危機感を煽るのはやめて、彼を救ってやってほしいと思うんですよね。

なお、今回Twitterを見ていて最も笑った19話感想はこちら。

訳すと「妊娠する前に契約書にサインしないの? ブランドンの『まずい考えを思いつく遺伝子』がどこから来たのかこれでわかった」。本当だよもう。お母さんズももうちょっとしっかりしてよう。