石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

「どうして同性婚に反対なんですか?」豪首相、15歳に質問されたじたじ

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オーストラリアのトニー・アボット首相が、なぜ同性婚に反対なのかと15歳の女子生徒から直球で質問され、口ごもってしまうという失態を演じました。YouTubeに動画もupされています。

詳細は以下。

Australian PM challenged on gay marriage stance by student | Gay Star News

動画はこちら。


Tony Abbott questioned by Newtown High Students - YouTube

この動画は、ニューサウスウェールズの「ニュータウン・ハイスクール・オブ・パフォーミング・アーツ」の9年生たちが、学校の旅行でキャンベラにある総督官邸を訪れたときに撮られたもの。アボット首相が生徒たちの質問に答えていると、ひとりの女の子がこう切り出します(動画内2:30~)。

「質問があります。どうして首相は同性婚法制化にそんなに反対なんですか?」

‘I have a question. Why are you so against legalizing gay marriage?’

動画を見ればわかりますが、この途端に周囲の生徒たちがわっと歓声を上げ、拍手しています。アボット首相の反応はこう。

「ああ、ええと、うーん、わ……わ……わたしは人々がすばらしい関係を持つことには反対していません。愛情ある永続的な関係を持つことにはまったく賛成です。けれども、これは定義的なことだと思うんですよ」

‘Um, well look, um. I… I… I’m not against people having a wonderful relationship.
‘I’m all in favour of people having loving permanent relationships. But I guess it’s a definitional thing.’

口ごもったあげく、何やら玉虫色の回答ですね。質問した女の子は続けていわく、

「うちの学校には同性愛者がたくさんいて、わたしには同性愛者の友だちがたくさんいます。同性に惹かれるというだけの理由でその人たちが結婚できないのはほんとうに悲しいです」

‘There’s a lot of gay people in our school I have a lot of gay friends. And it’s really sad that they can’t get married just because they’re attracted to the same sex.’

ここでまた大歓声と大拍手。いい学校だなあ。首相はこれに対し、「メッセージははっきり伝わっていますよ」とかなんとか言うだけで、結局「なぜ反対なのか」という質問にはまともに答えず、「次は男子の質問を」と、いきなり他の子に話を振って逃げています。

大の大人で、かつ一国の首相がこれですかい。この子たちは15歳で、ということはあとたったの3年で選挙権を手にするんだけど、その前でこんなにみっともない姿勢を見せちゃっていいの? 「私は君たちの友達に、好きになる性別だけで差をつけたいと思っていて、その理由は説明できないので逃げます」と言ってるも同然なんだけど。早いとここの子たちが大人になって、アホな年寄りたちの偏見や狭量さをぶっ壊してくれるといいですね。