石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『The Fosters』(邦題『フォスター家の事情』)1×20 "Metropolis" 感想

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レズビアン家庭が主役(のはず)のファミリー・ドラマ、シーズン1エピソード20です。


The Fosters- Season 1: Episode 20 (3/17 at 9/8c) | Official Preview - YouTube

罠にはめられたキャリーをかばったブランドンが、ようやくパパとママにこれまでのいきさつをすべて白状。やれやれ、ここまで長かったわー。これではずみをつけて、さっさとこの「ご長男ご乱心」シリーズ(と命名)に片をつけてほしいわ-。

ブランドンはこの回でも「恋をしてるボクちゃん」に(いまだに!)酔っているふしがあり、「自己犠牲のヒーロー」願望も健在なご様子。好意的にとらえるなら、これらはすべて彼の幼さを強調する演出なのかもしれません。しかし「ファミリー・ドラマ」のはずが「ティーンエイジのボクちゃんの幼さをねちねち描くドラマ」と化してしまっているというのが現状だし、正直第1シーズン後半はプロットがグダグダすぎると思うので、ここらで舵を切り直してほしいです。List of The Fosters episodes - Wikipedia, the free encyclopediaを見るとこの番組の視聴率は第12話をピークにどんどん落ちているみたいだけど、それは偶然じゃないと思うわ。AfterEllenでこの第20話のステフの筋トレ場面について

ステフが部屋に入ってきて、まだこの番組を見ているレズビアン全員のためにダンベル・カールを始める。

Stef walks in and starts doing bicep curls for all the lesbians who still watch this show.

と形容されているのも、深くうなずけるわ。

ちなみにステフ役のテリー・ポロがいいのは何も筋トレシーンだけではなく、たとえば「クロンダイク・バー」のエピソードでリーナを見つめる表情の絶妙さなど、惚れ惚れするほどでした。でも、もうそろそろ役者さん個々人の演技力だけでは脚本の息切れ具合がカバーできない領域にさしかかりつつあると思うんですよね。もはや『Glee』シーズン3以降なみの迷走感がぬぐえないというか。単に同性同士のカップル出しときゃそれでいいってもんじゃないのよ、まったく。

ワイアットも戻ってきたことだし、キャリーはそっちとくっつけて養子縁組を無事終わらせてほしいと思うんだけど、どうかなー。たしか次週でシーズン1終了のはずですが、「養子縁組を保留にして、ブランドンとキャリーのベタな『ロミオとジュリエットごっこ』で来シーズンまで引っ張る」みたいな安っぽい展開にならないことを祈ります。