石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

『The Fosters』(邦題『フォスター家の事情』)1×16 "Us Against the World"感想

#Pfefferkuchenhaus von Oma für Sohnemann. Mit #Haribo und #Smarties
#Pfefferkuchenhaus von Oma für Sohnemann. Mit #Haribo und #Smarties / mueritz

レズビアンカップルとその子供たちが主役のホームドラマ『The Fosters』の、シーズン1エピソード16(2/17放映分)です。


The Fosters - Season 1: Episode 16 (2/17 at 9 ...

今回はわりと(あくまでも、わりと)波乱が少ないと思って見ていたら、オチで2度びっくりさせられました。まず1度目は、キャリーがジュードに仕掛けたパズルの答えがわかる部分。あの展開は読めなかったわ。ベタだけど、涙腺ゆるむわー。具体的にはこの箇所です。ネタバレにつき、未見の方はご注意を。


The Fosters - Season 1: Episode 16 | Clip: Jude ...

そして2度目のびっくりは、お話の最後の最後に出てくるブランドンの行動。ああいうおバカなことをするのはマリアナだけかと思っていたら、ついにブランドンまでも。お母さんふたりのご苦労がしのばれて、別の意味で涙が出てきます。大変すぎるよ子育て。

しっかし、どこの家庭にでも(それこそヘテロ家庭でもゲイ家庭でも)あるこうした大変さをきっちり描いていくところこそが、『The Fosters』のいいところですよね。「女同士であるがゆえの苦悩」みたいな部分ばっかり嬉しそうに強調して、同性愛者をお涙頂戴のネタにして終わりのくっだらねえフィクションとは、わけが違うのよ。

他に今回いい味を出してたのは、ブランドンの元カノのタリヤちゃん。シーズン初期には単なる憎まれ役ポジションだった彼女ですが、なーんかね、こうして見ると同情できる点も多々あるし、言ってることも実は意外とまともなんですよね。今後もっと出てきてほしいと思ってしまいました。そんなタリヤちゃんの怒りをよそに、ブライリー("Braille", ブランドンとキャリーのカップルのこと)はまだまだ悶々としてるみたいですが、全員が納得できるハッピーエンディングは果たしてくるんでしょうか?