石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

世界一ゲイフレンドリーな場所はどこ? ロンリープラネットがゲイ向け旅行先ベスト10発表

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旅行ガイド本出版社「ロンリープラネット」が、地球上もっともゲイフレンドリーな旅行先ベスト10を発表してます。

詳細は以下。

The most gay-friendly places on the planet - Lonely Planet

上記記事よりベスト10をざっとまとめると、こんな感じです。

  1. コペンハーゲン(デンマーク)
    • 世界で最初に同性パートナーシップ法ができた国。コペンハーゲンは、欧州初のオープンリーなゲイバー「Centralhjørnet」ができた街。
  2. ニュージーランド
    • 1998年から商業界が「ゲイ/レズビアンフレンドリー」を標榜。同性婚ツアーも盛ん。
  3. トロント(カナダ)
    • カナダは南北アメリカ大陸でもっとも同性愛に関して進歩的な国。トロントはゲイフレンドリーなお店やイベントが盛りだくさん。
  4. パームスプリングス(米国)
    • 1年中気候が良く、アウトドアを楽しむのに最適。男性のみ/女性のみの宿泊施設(ヌーディスト向けリゾート多し)がたくさんある。
  5. シッチェス(スペイン)
    • 80年代にスペイン初のゲイ・ディスコができた街。美しいビーチがあり、欧州のLGBTQ向け旅行地「ビッグ4」のひとつ。
  6. ベルリン(ドイツ)
    • 1920年代からの活気に満ちたゲイ・ヒストリーを誇る街。多様なクラブやバー、レストラン、そしてプライド・イベントがある。
  7. スキアトス島&ミコノス島(ギリシャ)
    • ジャクリーン・オナシスがミコノス島を訪れた1970年代以来、ゲイ男性が多く訪れる旅行地となっている。自然も美しい。
  8. ニューヨークシティー(米国)
    • 「ストーンウォールの反乱」など、ゲイの権利運動の歴史がある。ゲイフレンドリーな宿泊施設が多く、名所もたくさん。そしてもちろん、ブロードウェイがある。
  9. レイキャビク(アイスランド)
    • 2015年に「第17回Gay Pride march」(欧州最古のLGBTQパレードのひとつ)と、「第11回Bears on Ice」が開催される。同性カップルは異性カップルと法的に平等に扱われる。自然豊かな地形は冒険者のパラダイス。
  10. モンテビデオ(ウルグアイ)
    • ラテンアメリカで2番目に同性婚を法制化した国。モンテビデオは、ブエノスアイレス等とはまた違うリラックスした雰囲気がよい。

なお、上記リストを見て「こんなに寛容な日本が入ってないなんて!」「日本にはそもそも衆道の歴史があり……」などとお嘆きの愛国者様は、まず自分の住んでる町内で同性同士で手をつないで1日デートしてみるといいと思うよ。誰にも一度も奇異の目で見られず、またあなたの中に「知っている人に見られたくない」「ゲイだと思われたくない」「笑われたくない」などという感情がちらりとでもわき起こらないようなら、確かに日本は「寛容」な旅行先で、海外ゲイにもおすすめと言えるかも知れんね。

念のため申し添えておくと、日本の特に東京や京都は海外のゲイ向け旅行ガイドにもちょくちょく登場しているし、別にめちゃくちゃ不人気というわけではないと思います。こんな動画も作られていて、とても面白いです。

ただ、「日本では同性カップルがあからさまに嫌がらせされることは少ないが、凝視されたりコソコソ噂されたりする」「ゲイとトランスが混同されていて、ゲイと名乗ると女になりたがっていると思われる」というようなもっともな指摘もされていて、総合すると世界トップ10に入れるほどゲイフレンドリーとは言いがたいと思うんですよね。早く何の愁いもなく胸を張って「うちの国においでよ!」と言えるような国にできるといいのだけれど。