石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

サム・スミス、性自認を語る。「男性であるのと同じぐらい女性だと感じる」

スリル・オブ・イット・オール

英国のシンガーソングライターのサム・スミス(Sam Smith)がインタビューで、自分がシスジェンダー男性だとは思っておらず、「男性であるのと同じぐらい女性だと感じる」と発言しました。

詳細は以下。

Interview: Sam Smith on coming out, and The Thrill of It All | Culture | The Times & The Sunday Times

このインタビューはThe Sunday Timesでおこなわれたもの。サム・スミスはここで、10代の頃ボーイ・ジョージとマリリンに夢中で男物の服をまったく持っておらず、毎日フルメイクで学校に通っていたことなどを話しています。自分はシスジェンダーの男性だと思うかと問われた彼は、「いいえ」と答えたあと、以下のように説明したとのこと。

「それがどんな名称になるのかはわかりませんが、自分は男性であるのと同じぐらい女性であると思っています」

“I don’t know what the title would be, but I feel just as much woman as I am man.”

あちこちのニュースの見出しではサム・スミスが「ジェンダークィア」「ジェンダーフルイド」「ジェンダー・ノンバイナリー」だと言ったということになっているようですが、そんなわけで、厳密には彼は自分のジェンダーにラベルを貼っていないということになるみたい。

調べてみたらサム・スミスは1992年生まれ。ジェネレーションYはジェンダーフルイド(ジェンダーが流動的な)世代と言われていますから、今後こういう「男」と「女」のどちらかには決めつけられないアイデンティティを公表するセレブはどんどん増えてくるんじゃないかと思います。ジェンダーフルイドの女優ルビー・ローズが以前、子供の頃ロールモデルがなさすぎて自分が何なのかわからなかったと言っていましたが、これからの子供たちはもう少し楽になるのかも。

おまけ

最近エレンの番組のハロウィン企画でオバケにおどかされていた、キュートなサム・スミスの姿をどうぞ。このオチは読めなかったわー。