石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

12月はクリスマスならぬ『キャロルマス』シーズン。アドベントカレンダーをどうぞ

キャロル(字幕版)

トッド・ヘインズの傑作レズビアン映画『キャロル』はクリスマスシーズンの物語。Autostraddleが作った、クリスマスならぬ『キャロルマス』用アドベントカレンダーが楽しいです。

詳細は以下。

This Is Your 25 Days of Carolmas Advent Calendar – Autostraddle

カレンダーの画像はこちら。(25日までの全貌は、元記事でどうぞ)

このアドベントカレンダーは、12月1日から25日まで、映画内の名シーンを話の進行通りの順番で配置したもの。たとえば1日と2日はデパートでの出会い、6日は手袋ランチ、22日がウォータールーの看板、23日が蛍の光の場面といった具合です。最後の2日間は見てのお楽しみ。個人的には、15日のところでテレーズ(ルーニー・マーラ)がレコード店で見かけた名もなきレズビアンカップルが選ばれているところが心憎いと思いました。これはいわばミュージカル『Fun Home』の"Ring of Keys"の画面に該当する重要シーンですからね!

元記事では1日ごとの読み物として文学作品や聖書などからちょっとした引用句が紹介されていて、それをひとつひとつ見ていくのも楽しいです。たとえば12月23日のところでは、旧約聖書の雅歌からのこんな文章を読むことができます。

「わたしは言う、『このなつめやしの木にのぼり、その枝に取りつこう。- 雅歌7:8

“ “I said, ‘I will climb the palm tree; I will take hold of its fruit.'” – Song of Songs 7:8

言っておくけどこれ、暗喩ですからね? 「雅歌」って愛の歌で、恋人の乳房を延々と讃えたりしていて、日曜学校で飛ばされたりするところですから。

『キャロル』は本邦での公開は2月でしたが、本来はクリスマス映画なので、この時期に見た方がぐっときます。2017年12月4日現在日本のNetflixでも配信されていますので、未見の方はぜひ。

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キャロル (河出文庫)

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