石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

今週の未紹介LGBTニュース(2018年3月11日)

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リブート版『クィア・アイ』第1話のトムがアビーと復縁

Tom From The “Queer Eye” Premiere Has Reunited With Ex-Wife Abby | NewNowNext

Netflixのリブート版『クィア・アイ』第1話「ブサイクは治らない」で変身したトム・ジャクソン(Tom Jackson)氏が、番組内に登場していた元妻のアビーさんとよりを戻したそうです。ジャクソン氏は配信開始後、一旦Twitterで「自分の出ているエピソードを見るたびに泣いています」「アビーとわたしはもう付き合ってはいません」と書いていたんですが、2018年3月7日、一転してこんなツイートを投下。

訳:

アビーとわたしが元のさやに納まったと知らせることができて幸いです。わたしたちは長年愛し合っていて、残りの人生を共に過ごしたいと思っています!!!!!!!!

So happy to say that Abby and I are reunited we’ve loved each other for many years and want to spend the rest of our lives together!!!!!!!!

よかった、よかった。どうぞお幸せに。

アダム・リッポン、「ソウルメイト」の リース・ウィザースプーンに会う

Adam Rippon Met His Soulmate Reese Witherspoon and Totally Landed It: WATCH - Towleroad

オープンリー・ゲイのフィギュアスケーター、アダム・リッポン(Adam Rippon)が、スティーブン・コルベア(Stephen Colbert)の番組で、大好きな女優のリース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)と対面。氷上での失敗に対する心構えなどについてトークを繰り広げています。

動画は以下。

アダムがリースのために最高の服装をしてこようと思ったのにボタンが取れちゃったと言っておなかを見せれば、リースはアダムのツイートのお気に入りのもの(アダムが自分に対して『転べば(失敗すれば)いいのに』というヘイターたちに向かって、『これまでぼくは人生で何度も何度も失敗したけど、それより大事なのは、毎回失敗から学んできたってこと』『だから今やぼくは、ランウェイを歩く準備ができてるグラマゾンな(大柄で官能的で誇りと自信にあふれた)ビッチなんだ』と言い放ったツイート)を紹介。そこからスティーブン・コルベアの発案で、めいめいが「氷の上で転んで起き上がった後、どんな顔をするか」を披露するという楽しい展開になっています。

ガス・ケンワージー、マイアミビーチのゲイ・プライドのグランドマーシャルに

Olympic medalist Gus Kenworthy to be Miami Beach Gay Pride grand marshal | Miami Herald

オープンリー・ゲイのフリースタイルスキー選手、ガス・ケンワージー(Gus Kenworthy)が、2018年4月8日の「マイアミビーチ・ゲイ・プライド」のグランドマーシャル(パレードの先頭に立つ名誉ある係)に就任したんだそうです。同イベントは今年で10周年だとのこと。


大人たちに映画『Love, Simon(原題)』を見せてみた。こうなった。

Tears Are Shed When Adults React to the Gay-Themed Film 'Love, Simon' - WATCH - Towleroad

ゲイの10代少年が主人公のロマンティック・コメディ『Love, Simon(原題)』を大人たちに見せ、そのリアクションを録画するという企画が実行されました。

動画はこちら。

かなり好評みたいですね。鑑賞後に短髪の女性が涙をぬぐいながら「わたしは1990年にカミングアウトして、そのとき20歳だった。当時は同性愛者を守る法律は何もなかった。そこからわずか27年で、FOXのような大手の映画製作会社がこんなに心を打つ映画を作るだなんて」と言っているところが印象的でした。この映画の監督は『スーパーガール』『アロー』のグレッグ・バーランティ(Greg Berlanti)だし、期待大。

ベルギーのテニス選手アリソン・バン・ウィトバンクが同性愛者としてカミングアウト

Tennis Player Alison Van Uytvanck Comes Out: "Being Gay Is Not A Disease" | NewNowNext

ベルギーのプロテニス選手、アリソン・バン・ウィトバンク(Alison Van Uytvanck)がテレビのインタビューでレズビアンとしてカミングアウトしたそうです。彼女は同じくテニス選手のグリート・ミネン(Greet Minnen)と2年前から交際していて、近々同居する予定だとのこと。

「なぜ自分がレズビアンやゲイなのかについて弁明する必要は、誰にもありません。病気ではないんですから」

「わたしたちは関係をとてもオープンにしていて、両親は誇りに思ってくれています」と彼女はつけくわえた。「それが大事なんです。支援してもらえて幸せですから」

“Nobody has to justify why they are lesbian or gay, it is not a disease.” “We are very open about our relationship and my parents are proud about it,” she added. “That’s important because the support made us feel good.”

以下、ウィトバンク選手とミネン選手のInstagramより。なるほど、SNSではこうやって以前から公表していた(というか、別に伏せていなかった)んですね。お幸せそうで何より。

Missing these moments 😓 #loveyou ❤️

Alison Van Uytvanckさん(@alison_van_uytvanck)がシェアした投稿 -

2 years in love with you❤️ @alison_van_uytvanck #loveofmylife #manymoretocome

Greetさん(@greetjeminnen)がシェアした投稿 -


ラヴァーン・コックス、新しいボーイフレンドとの交際を明かす

Laverne Cox Opens Up About New Boyfriend: "I'm in Love" | NewNowNext

ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のソフィア役のラヴァーン・コックス(Laverne Cox)が、8か月前新しい彼氏に出会い、現在真剣な交際中であること、ふたりの出会いはマッチングアプリのTinderによるものだったことなどを公表したそうです。

「正直言ってわたしはTinder好きなんです」と彼女は言った。「元彼と別れたとき、またTinderを使い始めました。デートがしたかったら、アプリに登録しなきゃいけないと思います。試合に出場するにはアプリに登録しなくては」

“Honestly, I’m a Tinder girl,” she said. “When I broke up with my ex, I went back on Tinder, because I feel like if you want to date, you have to be on the apps. You have to be on the apps to be in the game.”

今やエミー賞にノミネートされた女優でも彼氏探しにTinderを使う時代だったとは……!

ウエストボロ・バプティスト教会がゲイの高校フットボール選手に抗議へ 生徒らがカウンター抗議を計画

米国のアンチゲイなヘイトグループ、ウエストボロ・バプティスト教会が、2017年10月に米国ミズーリ州のジョン・バローズ高校でゲイとしてカミングアウトしたフットボール部生徒のジェイク・ベイン(Jake Bain)さんに抗議するため、2018年3月12日に同校を訪れると発表しました。

ベインさんは同校ナンバーワンのフットボール選手で、卒業後はインディアナ州立大でプレイすることが決まっています。

ウエストボロがやってくると知り、ジョン・バローズ高校の生徒らや地元団体などは、同教会の抗議者をはるかに上回る人数でのカウンター抗議を予定しているとのこと。またアンディ・アボット(Andy Abbott)校長は保護者に手紙を書いてウエストボロの計画について知らせ、子供たちが同教会にちょっかいを出されないように車で送迎する方法や、カウンター抗議の予定と協力方法についても詳しく言及しています。手紙の最後は、こうしめくくられています。

3月12日、ウエストボロ・バプティスト教会が当校のキャンパスの外の歩道に30分間います……それから去っていきます。わたしたちの記憶に残るのは、当校の生徒たちが、団結と思いやりと勇気で応じたということになるでしょう。

On March 12, WBC will be on a sidewalk outside of our campus for 30 minutes ... and then they will be gone. What we will remember is that our students responded with unity and care and courage.

ペンシルベニアのブライダル店、レズビアンにウエディングドレスを売るぐらいなら店を閉めると発表

This Bridal Shop Would Rather Shut Down Than Serve Lesbian Weddings | NewNowNext

2017年にレズビアンカップルへのウエディングドレス販売を拒否した米ペンシルベニア州ブルームスバーグのブライダル店「W・Wブライダルブティック(W.W. Bridal Boutique)」が、2018年3月30日に閉店すると発表したそうです。ブルームスバーグの町議会は性的指向に基づく差別を禁止する地方条例を可決するとみられていて、その条例では宗教的理由による免除が認められていないため、可決前に店を閉めるとの由。同店はFacebookで聖書からの引用をあれこれ並べたのち、最後にこう綴っています。

わたしたちは、政府にも、地方条例にも、弱い者いじめをする者たちにも、わたしたちの信仰に反することに強制的に参加させられはしません。

We will not be forced by government, local ordinances or bullies to participate in something that goes against our faith.

やっぱりこういう人たちって自分たちが「弱者」で「いじめられている」と思ってるんだなあ。

ノースカロライナのゲイクラブ前で銃を振り回した男が逮捕される バックパックにはナイフとテーザー

Homophobic Ex-Con Arrested Trying to Enter Gay Club with Illegal Handgun, Knife, Taser: WATCH - Towleroad

米国ノースカロライナ州ラレーにある、ゲイがよく集まるナイトクラブの前でホモフォビックな暴言を吐き、拳銃を振り回した27歳の男が逮捕されました。男のバックパックの中にはナイフやテーザーなども入れられていたそうです。

この男、グレイソン・ピットマン(Grayson Pittman)は2018年3月5日、バックパックを背負ってこのナイトクラブ「ルビー・デラックス(Ruby Deluxe)」にやってきました。攻撃的な態度だったために入店を断られた彼は、バックパックの中から違法な拳銃を取り出して見せびらかし、通報されて逮捕の運びとなったとのこと。ピットマンには複数の前科があり、これは2010年以降で12回目の逮捕になるそうです。

これって一歩間違えばフロリダ州のパルスの二の舞だったのでは。同クラブのオーナーは今後、バックパック禁止のルールを作り、セキュリティを強化する予定だそうです。

バス停でレズビアンとみなした女性刺す メンフィスの男を逮捕

Man Stabs Woman At Bus Stop Because He “Does Not Like Gay People” | NewNowNext

バス停で女性をポケットナイフで刺したとして、米国テネシー州メンフィスの男(39)が第2級謀殺容疑で逮捕されました。被害者の話では、この容疑者ゲイロード・マクドウェル(Gaylord McDowell)は2018年2月28日の朝、攻撃的な態度で彼女に近づいてきて、口論ののちナイフを取り出して胸を刺したとのこと。彼女はバスの運転手の通報で病院に運ばれ、10針縫ったそうです。マクドウェルは一旦逃走したものの後になって逮捕され、警察に対し被害者とは面識がなかったがあの女は同性愛者で、自分は「同性愛者が嫌いだ」と話しているとのこと。

ちなみにコロンビア大学メールマン公衆衛生学部(Mailman School of Public Health)の研究*1によれば、アンチゲイな偏見がより強いコミュニティに住んでいるLGBは、低偏見コミュニティに住んでいるLGBに比べ、殺される可能性が3倍以上高いんだそうです。ホモフォビア(同性愛嫌悪)は人を殺すのよ。

*1:Hatzenbuehler, M. et al. (2014). Structural stigma and all-cause mortality in sexual minority populations.Social Science & Medicine, 103, 33-41.