Brooklyn Nets Practice Facility / Maxim34374
2014年2月23日、NBAのブルックリン・ネッツが、2013年にゲイとしてカミングアウトしたジェイソン・コリンズ選手と10日間契約を結んだことをアナウンスしました。NBA初の、オープンリー・ゲイ選手の誕生です。
詳細は以下。
Brooklyn Nets Sign Jason Collins, Making Him The NBA's First Openly Gay Player
契約時の写真はこちら。
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— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) 2014, 2月 23
コリンズ選手はスタンフォード大学出身のセンター/パワーフォワードで、キャリア12年のベテラン。2013年はボストン・セルティックスとワシントン・ウィザーズに在籍し、ウィザーズとの契約が切れた後、同性愛者であることを4月に公表しました。同年7月以降はフリーエージェントとなっていましたが、今回ネッツと契約したことで、北米4大プロスポーツ(アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケー)史上初のオープンリー・ゲイの現役男性プレイヤーとなりました。
ブルックリン・ネッツの一員としてのデビュー戦(2月23日)の模様はこちら。
Jason Collins 2014 Brooklyn Nets Debut
試合前のインタビュー動画はこちら。
Jason Collins to Be First Openly Gay NBA Player
上記の試合およびインタビュー両方の様子を、AFPBB NEWSはこんな風に紹介しています。
ネッツと10日間の契約を結んだ数時間後、ベンチメンバーに入ったコリンズがレイカーズ戦の第2クオーターから出場すると、ステイプルズ・センター(Staples Center)のファンは、普段レイカーズを応援するときと同じように、温かくコリンズを歓迎した。
試合前、大勢の報道陣に囲まれたコリンズは、一番の関心は自分にまだNBAでプレーする力があると証明することだとコメントしていた。
「現時点では、プレーを学び、担当エリアや試合プラン、自分の役割を学ぶことに集中している。歴史についてじっくり考える時間はない」
試合はネッツが1度もリードを許さず108-102で勝利し、レイカーズ戦の連敗を11で止めた。
同じバスケットボールでも、WNBAならずっと前にシモーン・オーガスタス選手やブリトニー・グライナー選手が同性愛者としてカミングアウトしてるんですよね。ようやくNBAもここまで来たかという感じです。昔は白人だけのものだったNBAに今はあたりまえに黒人選手がいるように、ゲイの選手もいてあたりまえという時代が、早く来てほしいです。