石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

デンマーク、手術なしの法的ジェンダー変更を認める

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デンマーク議会が、トランスジェンダーの人々が断種手術を受けなくても法律上のジェンダーを変更できるようにする法案を可決しました。

詳細は以下。

Denmark Drops Forced Sterilization of Transgender People | Human Rights Campaign

この法律は、18歳以上で、6ヶ月の「熟考期間」(‘reflection period’)を経た後であれば、手術をまったく受けなくてもジェンダーを変更できるというもの。2014年9月1日から施行予定だそうです。

アムネスティ・インターナショナルは、このような法律があるのはデンマーク以外ではアルゼンチンだけだと述べ、他のヨーロッパ諸国も続くべきだと主張しています。

折しも先週WHOと国連の複数団体が、トランスジェンダーとインターセックスへの断種手術強制を非難する声明を出したばかりですよね。6月15日のフランス・リヨンのLGBTパレードでも「自分の身体を自由に扱う権利」が主張されています。この、「自分の身体を自由に扱う権利」って、誰にとってもきわめて大事なものだと思うんですよ。その人が何者であるかを他人が勝手に決め、しかも「お前の身体はこうであるべき」と強制するなんて、暴力以外の何でもありません。デンマークの判断を、あたしは支持しますね。