石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

フー・ファイターズがウエストボロ・バプティスト教会にカウンター抗議(動画)

Greatest Hits

米国のロックバンド、フー・ファイターズが、カンザス州のコンサート会場外でアンチゲイなプラカードを掲げていたウエストボロ・バプティスト教会の面々に対し、リック・アストリーの曲をぶつけてカウンター抗議しました。

詳細は以下。

Watch Foo Fighters Rickroll Westboro Baptist Church | Rolling Stone

カウンター抗議の様子はこちら。

なぜリック・アストリーの曲なのか、そしてなぜフー・ファイターズの皆さんが「お前ら、またリックロールされたな("YOU GOT RICK ROLLED (Again)"」と書いたボードを持っているのかについては多少注釈が必要かも。「リックロールされる」というのは海外の掲示板4ch発祥のスラングで、「騙されて、リック・アストリーの"Never Gonna Give You Up"の動画への釣りリンクを踏む」の意。ここでは「(また)お前らの負けだ、バカめ」ぐらいの意味でしょうか。

何がどう「また」なのかは、フー・ファイターズが他に"KEEP IT CLEAN"と書いたボードを掲げているのがヒントになるかと。これは彼らの曲"Keep It Clean (Hot Buns) "のことで、2011年にやはりカンザス州でのコンサートで同教会にピケを張られたとき、フー・ファイターズはゲイゲイしい歌詞のこの歌で対抗したんです。にもかかわらず2015年にも同教会が現れたから、「はいはいご苦労さま」と車上から"Never Gonna Give You Up"を流して茶化してみせたというわけ。

ウエストボロ・バプティスト教会というのは米カンザス州に本拠地を置くヘイトグループで、なんでもかんでも同性愛のせいにしてピケを張り、ホモフォビックな主張を繰り広げることで有名です。彼らにかかれば戦争で米兵士が死ぬのも同性愛のせい、バージニア州の炭鉱事故も同性愛のせい、サンディフック小学校の銃乱射事件事件も同性愛のせい。プライド・イベントはもちろん、単なるスポーツイベントやコンサートの会場にさえも押しかけて同性愛への抗議集会を始める彼らですが、その一方でこうやって真っ正面からやり返してくれるアーティストもいるのでした。フー・ファイターズと言えばジョジョのキャラのことだと思い込んでる人もいるかもしれませんが、違うの、こっちがオリジナルなのよ!!