石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

LUSH、LGBT団体助成のため「#GayIsOK」キャンペーンで約5千万円集める 

Lush Fresh Handmade Cosmetics
Lush Fresh Handmade Cosmetics / JeepersMedia

英国に本社を置く化粧品・ボディケア用品メーカーのLUSH(ラッシュ)が、LGBTの権利侵害と戦う世界中の団体を助成するため、「#GayIsOK」と刻んだ石鹸を販売するキャンペーンを実施。約5千万円を集めました。

詳細は以下。

Lush’s #GAYISOK campaign raises £275,000 to support LGBT groups - Gay Times

「#GayIsOK」石鹸はキャンペーン限定品で、こんなデザインです。

日本でも発売されました。

ラッシュジャパンによると、このキャンペーンは2015年6月25日から7月5日にかけて実施されたもので、石鹸の「グローバルでの売上げ全額(製造原価と消費税を除く)」が世界中のLGBT団体の助成に使われるとのこと。Gay Timesによれば、「#GayIsOK」石鹸はトータルで107479個売れ、売上げ額は275955ポンド(約5千万円)にのぼったそうです。LUSHはまず米国の草の根団体All Outに5万ポンド(約900万円)寄付し、残りはこのキャンペーンで設立された基金「Love Fund」に充てるとの由。この基金から、1団体につき最高1万ポンド(約180万円)の助成をおこなうとのことです。助成の申請は10月31日まで。詳しい応募方法は公式ページをどうぞ。

「#GayIsOK」キャンペーンでは、「この石鹸と一緒にセルフィーを撮ってSNSに投稿しよう」てなことが呼びかけられていたのですが、なるほど、今このタグで検索するといろんな国発のステキ写真がいっぱい出てきます。

この石鹸、アンチゲイな法律のある国のLUSHの店舗(計100箇所)には置けなかったのだそうですが、それでもこれだけ売り上げちゃったってのがすごいですよね。ちなみに「Love Fund」からの助成は、「特に反同性愛法が施行されている国、LGBTの人権状況が劣悪であり、また資金的困難な場所で活動している団体」に対しておこなわれるのだそうです。「#GayIsOK」石鹸が置けなかった国のLGBTの人びとへ差別や暴力が、このお金で少しでも減らせるといいと思います。