2015年9月12日、米国ミズーリ州のハイスクールのホームカミング(卒業生を招待してパレードなどを開く一種の学園祭)で、トランスジェンダーの女子生徒がクイーンに選ばれました。
詳細は以下。
Missouri teen becomes her high school’s first transgender Homecoming Queen | Gay Star News
クイーンとなったランドン・パタースン(Landon Patterson)さんは、オーク・パーク・ハイスクール(Oak Park High School)の最上級生。ホームカミングのクイーンに選ばれてパレードに参加するのは、1年生のときからの夢だったそうです。トランスジェンダー女性としてカミングアウトしたのは去年のことで、チアリーディングとショウ・クワイア(『glee』みたいな、歌って踊るパフォーマンスをするクラブ活動)を頑張る彼女をクラスのみんなが支持し、クイーン候補にノミネートされたとのこと。
クイーンが発表される瞬間はこちら。
以下、本人のことば。
「このことがわたしと同じ状況にいる人々の助けになるといいと思います。それがわたしの目標なんです」
"I'm hoping it's helping other people in my situation because that's my goal,"
学校ってセクシュアル・マイノリティーの生徒にとっては地獄にもなり得るけれど、時々こういう朗報もあるんですよね。早くこういうのが世界じゅうのどこでも当たり前になってほしいです。「生まれたときの性別がこうだったからお前は一生こうすべき、ああすべき」なんて強制、たとえシスジェンダーの人にだって、いらん足かせでしかありませんから。