2019年1月26日、米国ジョージア州フォーサイス郡のハイスクールで、17歳のトランス女子生徒が学校のホームカミング・クイーンに選ばれました。
詳細は以下。
まずはこの生徒、チャーリー・ボーム(Charlie Baum)さんのクイーン姿をどうぞ。
ちなみにフォーサイス郡でトランスジェンダーの生徒がホームカミング・クイーンにノミネートされたのも、そして選ばれたのも彼女が初めてなのだそうです。そもそもフォーサイス郡というのは80年代後半まで白人至上主義者がゲイや黒人の文化に反対するマーチをしていたところで、ボームさんはそこでずいぶん怖い思いをしながら育ったとのこと。学校でも殺すと脅されたり、性器についてぶしつけな質問をされるなどのハラスメントに遭ったりしてきたそうです。そんな中、友達のミドリ(Midori)さんとニコール(Nicole)さんが彼女をホームカミング・クイーンにノミネートしてくれて、ついに投票でクイーンに選ばれ、「母はわたしの後ろで父と一緒に泣いていて、おばあちゃんも観覧席でまるでお葬式みたいな勢いでうれし泣きに泣いていた」と彼女は話しています。
「これ(自分がホームカミング・クイーンに選ばれたこと)を機に、トランスの人たちは当たり前の血の通った人間だという認識が広がってほしいと思います」とボームは言った。
「トランスの個人個人の物語に耳を傾けてもらいたいと思いますし、目に見えるということはとても大切です。このことでわたし以外のトランスの若者が励まされて、自分にもできるんだと気づいてくれるといいと思っています」
“I hope that it helped to normalise and humanise trans people,” said Baum.
“I want trans individuals’ stories to be heard, and visibility is everything. I want to inspire other trans youth to know that you can do it.
かっこよすぎておばちゃん涙が出るわ。