ミュージシャンで女優のキャリー・ブラウンスタインが、自著の販促イベント中、レズビアンのファンから頼まれてその場で同性同士の結婚式をつかさどりました。式の助手兼立会人をつとめたのは、このイベントに同行していた女優のエイミー・ポーラー。
詳細は以下。
キャリー・ブラウンスタイン(Carrie Brownstein)は、ロックバンド「スリーター・キニー」のあの人です。女優としても活躍していて、最近は映画『キャロル』などに出ています。
キャリーは2015年10月に著書Hunger Makes Me a Modern Girl: A Memoirを出版したばかり。販促ツアーの一環として11月3日、カリフォルニア州パサディナの教会でトークイベントをすることになっていました。イベントには名コメディエンヌのエイミー・ポーラー(Amy Poehler)も共演。そこで、このふたりの大ファンであるレズビアンカップルが、ふとこんなことを思いついたわけですよ。
「もしキャリー・ブラウンスタインとエイミー・ポーラーがわたしたちの結婚証明書に(司祭と立会人として)サインしてくれたら、どんなにすてきだろう?」
‘How cool would it be for Carrie Brownstein and Amy Poehler to have their signatures on our wedding license?’
そう、キャリー・ブラウンスタインは聖職者として叙任されていて、結婚式をつかさどる資格があるんです。ケシャやイアン・マッケランと同じですね。
このカップル、ケンダル・オーシロ(Kendall Oshiro)さんとジュヌビエーブ・ヘルナンデス(Genevieve Hernandez)さんは最初この思いつきを笑い飛ばし、「このイベントはキャリー・ブラウンスタインのためのもので、自分たちのためのものじゃない」などと考えていたとのこと。しかしながら、結局思い切って頼むだけ頼んでみることにしたのだそうです。
「ありえないほど緊張しましたが、礼儀正しく『ノー』と言われるだろうと思うようにもしていました。そんなわけで、期待はしていなかったんです」とケンダルは言った。
“I was incredibly nervous, but also trying to take the whole situation with a grain of salt We were expecting a polite ‘no’ so we weren’t trying to get our hopes up,” Kendall said.
頼んでみた結果、どうなったか。観客席にいた人々が撮った動画をごらんください。
ただ式を挙げるのみならず、キャリーは即興でスピーチをし、エイミーも会場に飾ってあった花を渡すやらピアノを弾き出すやらの大サービス。よかったねえ。どうぞ末永くお幸せに。