石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ミス・ユニバース2015オーストリア代表の民族衣装はコンチータがテーマ

Conchita

米ラスベガスで開かれた「ミス・ユニバース2015」で、オーストリア代表のアミナ・ダギさん(20)が、民族衣装をテーマとした「ナショナル・ドレス」として同国の有名ドラァグクィーン、コンチータ・ウルストの姿に扮しました。もちろんヒゲつきで。

詳細は以下。

Austria stuns at Miss Universe pageant with fabulous Conchita Wurst tribute · PinkNews

画像はこちら。

本物との比較画像はこちら。左がダギさん、右がコンチータ。

全身像は以下参照。

アミナ・ダギ(Amina Dagi)さんは8歳のときロシア連邦のダゲスタン共和国から難民としてオーストリアに渡り、17歳にしてミス・オーストリア2012に選ばれた人。コンチータ・ウルスト(Conchita Wurst、姓は『ヴルスト』とも表記)は、欧州の音楽祭ユーロヴィジョン2014にオーストリア代表として参加し、優勝をなしとげたヒゲ女装のドラァグクイーンです。

このミス・ユニバース用衣装は、スウェーデンのデザイナーAviad Arik Herman氏によるもの。Heuteによれば、このデザインはオーストリアの過去、現在、未来を象徴しており、赤・白・赤の部分がオーストリアを、そしてダギさんが手に持った旗が欧州を表しているとのこと。GGG.atによれば、ドレスの膝元のレインボーとレッドリボンは、LGBTの人びとやHIVと共に生きる人びととの連帯を示しているのだそうです。ヒゲをどうするかについてはミス・オーストリア事務局内で白熱した論争があったものの、最終的にはHerman氏の意見が認められたとのこと。

残念ながら今回ダギさんの優勝はかないませんでしたが、「ナショナル・ドレス」にこれを持ってくるというオーストリアの思い切りの良さがなんだかうらやましいです。もっとも、ミス・ユニバースの民族衣装の部門というのはもはや美を競うというよりコスプレまたはカブリモノの世界と化しているので、他国の衣装と見比べると「ヒゲぐらいどってことない」「むしろおとなしい格好だとすら言えるのでは」という気もしてきますけど。これでコンテスタントのドラァグ化に火が付いて、来年あたりからさらに盛大にドラァグ文化が持ち込まれると面白いのではないかと思ったりしました。