石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

小説『荊の城』原作の韓国映画『アガシ(아가씨)』、カンヌ映画祭で絶賛(追記あり)

お嬢さん 通常版 [Blu-ray]

※2017年10月9日追記:その後この映画は邦題『お嬢さん』で日本でも公開されました。感想はこちら:大胆不敵な換骨奪胎、さすがパク・チャヌク!―映画『お嬢さん』感想 - 石壁に百合の花咲く

サラ・ウォーターズの『荊の城』を下敷きにした韓国映画『アガシ(아가씨)』が、2016年5月11日に開幕した第69回カンヌ国際映画祭で上映され、好評を博した模様。

詳細は以下。

'The Handmaiden' ('Agassi'): Cannes Review - Hollywood Reporter

上記記事を見ると、「パク・チャヌクによる、目のくらむような歴史ロマンスとエロティシズムの混合物に、幽霊と恐怖とSMが興趣を添えている」、「裸体や言葉による倒錯性で味付けされているが、それでいて安っぽくも悪趣味にも暴力的にもなっていない」等々、かなりの誉めようです。「はっきりしたレズビアンのラブシーン」がある一方、パク監督は「アイロニーと繰り返しによって作品のポルノ化を回避している」ともあって、期待は高まる一方。早く日本でも上映してください。もしくはDVD/ブルーレイ化を早く!(いや、本国公開もこれからなんだけど)

『アガシ(아가씨)』の公式トレイラーは、以下をどうぞ。


2016年5月21日追記

この作品、ハリウッド・レポーターの評論家が選んだ2016年カンヌ映画祭ベスト10にも入ってました。詳しくは以下を。