オーストラリアのハッテンサウナで2016年8月27日、62歳の男が、館内備え付けの潤滑剤のディスペンサーに塩酸を入れようとした容疑で逮捕されました。
詳細は以下。
A Man Allegedly Tried To Put Acid In A Lube Dispenser In A Gay Sex Club - BuzzFeed News
事件が起こったのは、同国ニューサウスウェールズ州の"Aarows"というゲイ&バイセクシュアル男性向けハッテン施設。警察によれば、このお店では以前にも「似たような事件」があったため、潤滑剤の容器の中身をいじろうとするとアラームが鳴るようにしてあったとのこと。このアラームが鳴ったため、警備員が上記容疑者を取り押さえ、駆け付けた警察が逮捕したのだそうです。塩酸で深刻なけがをした人はいなかったものの、この男は害意にもとづく毒物混入、正式起訴犯罪を目的とする建造物侵入、悪意による損害および免停中の運転などで起訴されたとのこと。
こういう事件があるからこそ、「同性愛でもいいよ、俺/私の目に見えないところで勝手にやっててくれれば」みたいな論調は1ミリたりとも信用できないんですよねー……。いくらゲイやバイセクシュアルだけの場所を作ろうと、こうやってわざわざそこに乗り込んで薬物を混入したり、銃を乱射したり、放火したりする人が後を絶たない(参考:A Brief History of Attacks at Gay and Lesbian Bars - The New York Times)以上、「隠れていれば認めてやる」論法などただの寝言だと思います。「同性愛者がどこにいるかは同性愛者が決めるし、どこにいようと加害されるいわれはない」と言い続けるよ、あたしゃ。