石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

悩める女の子が偶然見つけたのは、70年代レズビアンカップルの写真だった―ショートフィルム『Me and Marcy』トレイラー

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女性同士の愛が登場するショートフィルム『Me and Marcy』のトレイラーが公開されています。同性との初めての関係にとまどう女性主人公が、偶然見つけた約40年前のレズビアンカップルの写真に魅了され、写真の女性に会いに行くというお話です。

詳細は以下。

Woman Confronts Her Sexuality Through Someone Else's Eyes In Lesbian Drama "Me And Marcy" | NewNowNext

トレイラーはこちら。


"Me and Marcy" Teaser from Tony Santiago on Vimeo.

以前クラウドファンディングサイトIndiGoGoなどでのキャンペーンで製作費を募っていた本作品ですが、今はもう目標額に達し主な撮影も終わっているようです。Indiegogoのページで紹介されているあらすじによれば、この物語の主人公はブリット(Brit)という不安定な女の子。ブリットには盗癖があり、初めて同性と一夜を共にした後、不安をごまかすためにガレージセールで1冊の本*1を盗んでしまいます。その本の中から出てきたのは、レズビアンカップルを撮った70年代の写真。写真のレズビアンたちの自信に満ちた姿にひきつけられたブリットは、写真に映っている女性、リタに会いに行き、それをきっかけにひとまわり成長をとげます。

このショートフィルムの監督・脚本はTony Santiago 、配役はEmily Barber(ブリット)、Danielle Nicholson(マーシー)、Janice Hasagawa(リタ)など。主演のEmily Barberは、プロデューサーも兼任しています。とりあえず盗癖の部分の描写だけが心配ですが(『女性が好きな女性は精神的に未熟で、自己破壊的/反社会的な行動に走りやすい』みたいな20世紀的ステレオタイプはもうお腹いっぱいですからね)、白人オンリーの話じゃないところが好印象だし、フォトグラファーでもある監督による映像美はかなり好みだしで、作品自体は見てみたい気がします。フィルムフェスティバルとかで日本に来るのを待つしかないのかな?

*1:オフィシャルサイトのあらすじ説明文では、盗んだものはフォトフレームになっています。最終的にどちらの設定になったのかは不明。