米国アリゾナ州フェニックスで、車を運転していたゲイ男性が見知らぬ4人に襲われ、暴力をふるわれるという事件が勃発。警察は容疑者らの顔が映っている監視カメラの映像を公開し、情報を募っています。
詳細は以下。
動画はこちら。
LGBTQ Nationによると、被害に遭ったセサール・マリン(Cesar Marin)さんは2019年3月19日、道を渡ろうとしていた女性を見かけてコンバーティブルを停め、「行きなよ」と声をかけたんだそうです。すると女性はマリンさんをじろじろ眺め、わざとゆっくりたばこを吸いこんでから、火のついたたばこをマリンさんの顔に押し付けて「カマ野郎("faggot")」と罵倒したとのこと。マリンさんが火がついたままの吸い殻を探すため車を停めて外に出たところ、そこを「待ち伏せされていて殴られ」(マリンさん談)、顔を蹴られて鼻骨骨折などのけがを負わされました。なお容疑者グループは黒人女性、白人女性、ひげの生えた男性2人の計4人だったとのこと。
この暴力で腫れあがったマリンさんの顔面の様子はこちら。
.@PhoenixPolice are seeking these 4 individuals for attacking a #gay man: They threw a lit cigarette at him and kicked him in the face, breaking his nose in 2 places. #LGBT https://t.co/YXPa90KrsW
— LGBTQ Nation (@lgbtqnation) 4 de mayo de 2019
巷には「LGBTの人々が差別されるのは『過激な』LGBT運動家のせい」なんてことをしたり顔で言う人というのがいっぱいいます。でも、現実にはこの上の写真みたいな「過激な」ことをやってるのはいつだってアンチLGBTなヘイターの方ですよ。そこらじゅうにあふれてるこういう報道や写真に、そして血と暴力に、少しは目を向けたらどうなの。