「米アニメ『Arthur』に同性婚登場 - 石壁に百合の花咲く」の続報。アラバマ州のテレビ番組ネットワーク「APT」(Alabama Public Television )が、同性婚の場面は不適切であるという判断から、このエピソードの放映をとりやめたそうです。
詳細は以下。
『Arthur』は米国で1996年から続いている子供向けアニメ。キャラクタは全部動物で、2019年5月13日に公開された第22シーズン第1話では、ラットバーン先生というネズミのキャラが同性の恋人と結婚する場面が描かれています。
Mr. Ratburn's gay wedding in Arthur's season premiere drew praise from many on social media. pic.twitter.com/iDJYGcs1No
— CBC (@CBC) 14 de mayo de 2019
『Arthur』が物語にゲイの登場人物を出したことと、それについて子供のキャラたちに「大騒ぎするようなことじゃない」というリアクションをとらせたことはソーシャルメディアなどで多くの称賛を浴びています。しかしながら、APTはこのエピソードを流さず、代わりに再放送で穴を埋めたのだそうです。なんでも同ネットワークの番組編成者のマイク・マッケンジー(Mike McKenzie)氏の見解では、「APTは親の監督なしで子供に見せることができる局として信頼されて」いて、「そのエピソードを放送したら、信頼を裏切ることになってしまう」のだとのこと。
結婚式の場面ぐらいありとあらゆる子供番組に出てくるだろうに、なんで同性同士のときだけ「親の監督」が必要なんだよ。さすがは『侍女の物語』を地で行ってると言われるアラバマ州、ゲイ・ライツもとことん認めたくないのね。