石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

英アニメ『ペッパピッグ』に初めてふたりママ家庭が登場

第13話 【ペッパピッグ】「たからさがし」「ボールとりゲーム」/【パジャマスク】「ゲッコーのこえ」

英国の幼児向けアニメで、世界170か国以上で放映されている『ペッパピッグ』に、初めてゲイ・ファミリーが登場しました。このエピソードのストーリーは「主人公ペッパが、友達のペニーのふたりのお母さんたちと会う」というもので、サブタイトルは「家族」だそうです。

詳細は以下。

www.bbc.com

ペニーがお母さんたちについて話している場面の映像はこちら。

日本はともかく、海外の小さな子向けのTV番組で初めて同性カップルを登場させるとき、まず「お母さんがふたりいる友達」から入るのって王道だと思います。というのは、同性婚が実現しているような国で小さい子が初めて出会う同性カップルは、「友達の(または自分の)両親」というパターンがとても多いから。そして、統計的に言ってふたりパパ家庭よりふたりママ家庭の方がはるかに多い*1*2*3から。だからこそ、これまで『ドックはおもちゃドクター』『グッドラック・チャーリー』『クラレンス』などの子供向け番組でまずは「お母さんがふたりいるお友達」が描かれてきたわけだし、ペッパピッグもそれを手堅く踏襲したんだろうなと思いました。早くこういうコンテンツが珍しくもなんともなくなってほしい。そして「ゲイやレズビアンといえばとにかく恋愛! セックス! 背徳感!」みたいな、旧世代の間抜けな偏見を葬り去ってほしい。