米国ミネソタ州の8年生が、自作の焼き菓子を販売して利益をLGBTQ+ユースのために寄付する非営利サービスを始めました。きっかけは『ル・ポールのドラァグ・レース』なんだそうです。
詳細は以下。
この8年生、Lily Ahluwaliaさんは『ル・ポールのドラァグ・レース』の大ファン。ドラァグクイーンの多くが過去にいじめを受けたり、家族から拒絶されたりしたことがあるということをこの番組で知った彼女は、得意の焼き菓子づくりでLGBTQ+ユースを助けようとこのサービスを立ち上げたのだそうです。サービスの名称は"It Gets Better"で、これはもちろん、LGBTQ+ユースの自殺予防プロジェクト"It Gets Better Project"にインスパイアされたものだとのこと。このサービスで売っているお菓子の中には“Sashay Away”(『胸を張って去りなさい』というル・ポールの決まり文句)と名付けられたライスクリスピーもあれば、ル・ポールの顔を模したクッキーもあり、Ahluwaliaさんはこれまでにもう800ドルものお金をミネソタのLGBTQ団体に寄付しているんだそうです。
こういうことがあるから、『ドラァグ・レース』は大事なんだよねえ。『ドラァグ・レース』を見て救われたというLGBTQ+当事者はたくさんいるけれど(例1、例2)、この番組はそれだけでなく、困っているLGBTQ+の人々を助ける人をも育てているのだなと思いました。