石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

『Sense8』のブライアン・J・スミスがゲイとしてカミングアウト

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Netflixドラマ『Sense8』のウィル役で知られる米俳優ブライアン・J・スミス(Brian J. Smith)が、Attitude Magazineのインタビューで、同性愛者であることを公表しました。

詳細は以下。

attitude.co.uk

インタビューによれば、テキサス州の保守的な田舎町で過ごした少年時代、ブライアンはどこにも居場所がなくて孤独だと思っていたとのこと。唯一孤独感から逃れることができたのが、「自分が消えて、他の人になれる」演劇の世界だったのだそうです。LGBTQテーマが色濃いNetflixドラマ『Sense8』の撮影では「リラックスできた」、「『ようやく本当の自分でいられる。他の人のふりをしなくていいんだ』と思った」と彼は話しています。

Attitude Magazineの記事の、下記の部分が興味深かったです。

孤独で途方にくれていたテキサスの10歳児に今声をかけるとしたら、彼は何と言うのだろうか?

「ただ彼をハグして『大丈夫だよ』と言うでしょうね」と彼は思慮深げに言う。

「ぼくに『自分以外の誰かになる必要はない、本当の自分を変えなくてもいいんだ』と言ってくれる人は十分いませんでした。

「その子が必要としていたのは、彼に気づいて、『きみはそのままで完璧なんだ、それでいいんだ』と言ってくれる人でした」

So, what would he tell that 10-year-old kid in Texas who once felt lost and isolated? “I just would hug him and say ‘It’s OK’,” Brian says in reflective mood.

“There weren’t enough people there to say to me: ‘You don’t need to be someone different, you don’t need to change who you are’.”

“What that kid needed was somebody to pick him up and say, ‘You’re perfect as you are, it’s OK’.”

かつての彼のような10歳児は今もたくさんいるはずだし、このカミングアウトはその子たちにとっても大きな力になるのでは。グッジョブ、ブライアン・J・スミス。

以下、おまけ。今回のAttitudeのカヴァーストーリーのために撮影された動画だそうです。